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デング熱注意報(罹患した際の頓服薬に注意)

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スリランカでは先月ならびに今月と降雨が続き、その影響で蚊が大量発生している模様です。 2019年1/1から 現時点で延べ9万人を超えるデング熱の罹患者が報告されています 。 先月(11月)のデング熱の罹患者は21,463人と 2018年の11月の4,537人と比べて5倍近い数字 となっています。 年間罹患者数も2018年が51,659人に対して、 2019年は現時点で94,230人(うち死亡者数は約100人)と約2倍近く となっています。 ※数値はNDCU(National Dengue Control Unit)発表によるもの 特に コロンボ、ガンパハ、カルタラ、ジャフナ、キャンディ、ゴール、マータレー、バッティカロア はデング熱の危険度の高い地域として注意が呼びかけられています。 以前、デング熱について症状や、頓服薬の注意点など記事を書きました ので下記より再掲します。 デング熱の症状は以下の通りです([厚生労働省検疫所]ページより抜粋)。 2~14日(通常3~7日)の潜伏期間の後、およそ2-4割の人に38~40℃の発熱で発症し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹が現れます。  通常、3~5日で解熱し、解熱とともに発疹が現れます。発疹は治りかけたときに出現します。インフルエンザと比べると致死率がかなり低い病気です。   しかし デング熱に罹患した際に頓服薬に注意が必要です 。 上記に記載したように、デング熱の初期症状は 「頭痛に発熱」 。 デング熱の疑いもある場合 、頭痛発熱の鎮痛薬として日本でなじみのある 「ロキソニン、バファリン、ボルタレン、ブルフェン」などの アセチルサリチル酸(アスピリン)、イブプロフェン、ロキソプロフェン(ロキソニン) は血小板減少による出血傾向を助長するので 絶対に服用してはいけません 。 デング熱の疑いもある場合 は 「タイレノール、カロナール」などのアセトアミノフェンを服用してください 。  とはいえ、頭痛発熱が風邪によるものなのかデング熱によるものなのかわからないかと思います。 日本から持っていく頭痛鎮痛薬は初めから、 アセトアミノフェン系を選ぶとよい かと思います 。  スリランカでアセトアミノフェン系の頭痛鎮痛薬は次のようなものがあります。 薬局やスーパーの薬剤コーナーで手軽に手に入ります。 A