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2021年 スリランカ祝祭日

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追記) 2023年 の祝祭日一覧の記事は⇒『 2023年祝祭日一覧と行事について 』 追記) 2022年の祝祭日一覧は→ 『 2022年 スリランカ祝祭日一覧 (ペラヘラ予測) 』 2022年のポヤデー一覧は →『 2022年 スリランカ ポヤデー(満月日)一覧 』 ・・・・・・・・・・・・ 6/25の投稿で、2021年の満月日(ポヤデー)をご紹介しましたが、2021のスリランカの祝祭日が発表されていますので、 ポヤデーも含めた2021年の祝日をご紹介します 。 毎月あるのがポヤデー 。 スリランカは毎月満月の日が祝日 となります。 これはポヤデー(Poya Day)と呼ばれる仏教由来の祝日で、月に一度満月の日は経済活動(仕事)や飲酒や肉食を絶ち、寺院に参拝し敬虔の念を深める目的があります。 ポヤデーにはスリランカ全土の酒店が閉まる ほか、レストランやホテルなどでのアルコールの販売ならびに提供も禁止されています。また精肉売り場もポヤデーの日はクローズします。 さらには、宗教関連の祝日が多いことに気づかれるかもしれません。 スリランカは70%が 仏教徒 といわれていますが、 ヒンズー教、イスラム教、キリスト教徒 も一定の割合おり、 それぞれの宗教にとって重要な日が祝日 となっています。 しかし下記の祝日全てが、 国民の休日(Bank & Public Holiday) となるわけではありません。 祝日は、 国民の休日(Public Holiday) と 商業的休日(Mercantile Holiday) の2つの表示がります。マハシバラートリデーやイスラム犠牲祭など、ヒンズーならびにイスラム教由来の祝祭日は 商業的休日(Mercantile Holiday) から除外されていることが多く、 民間企業等は通常営業 の所も多くあります。 スリランカは『世界一祝日の多い国』と称されたことがありますが、毎月あるポヤデーもカレンダーの並びで土日にかかる場合も多く、 実際の休日は日本よりも少ない 方が多いです。 2021年 祝日一覧 (Bank&Public Holiday) 1月 14日(木):タイポンガル(タミル豊穣祭) 28日(木):ポヤデー(満月日) 2月 4日(火):独立記念日 26(金):ポヤデー(満月

スリランカカレーのド定番 パリップ(レンズ豆のカレー)

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簡単お手軽 そして 定番のスリランカ料理 として、 「ゴトゥコラサンボル」 ならびに 「ポルサンボル」 の作り方を紹介してきました。それぞれの記事は ↓こちら (クリックで該当記事にジャンプします) - 和食にもピッタリ「ゴトゥコラサンボル」 (2020年5/31投稿記事) - ココナツふりかけ (加熱・非加熱)ポルサンボル (2020年6/16投稿記事) そして今回ご紹介するのは、 パリップ ( レンズ豆のカレー) 。 スリランカカリーを提供する店で 「パリップがないところはない‼!」 と断言できるぐらい 定番の一品 です(しかし値上がり率が大きいため、徐々に定番食卓から消えていく可能性もあります)。 【材料】 - レンズ豆 (洗って水を切る) - ターメリック (ウコン) - シナモン (シナモンスティックでもパウダーでもお好みで) - マスタードシード - ココナツミルク (ココナツパウダーの場合はお湯に溶かしてミルク状にしておく) - 玉ねぎ (みじん切り) - 青唐辛子 (スライス)※ない場合は乾燥の赤唐辛子でも可 - ニンニク (包丁でかるくつぶす) - カレーリーフ (南洋山椒)※なければ入れなくても可 - 塩 それぞれ下処理をした状態 量は レンズ豆がお米カップ1杯の場合 は、玉ねぎは中型半分、唐辛子1本、にんにく2片(お好みで)、マスタードシード大匙1弱、シナモンとターメリックはそれぞれ小さじ半分が目安です。 【 作り方(油使用) 】 作り方はいたって簡単。 最初に油と炒めるもの(レンズ豆とニンニク、ココナツミルク以外) 、 後から加えるもの(レンズ豆とニンニク※、ココナツミルク) の2つに分けて入れていくだけです。 ※ ニンニクは最初の炒める方に入れてしまいたくなりますが、パリップに関しては炒めるのではなく、後から入れて茹でる方がニンニクの甘みがなじみます。 1. 鍋に油を敷いて、材料(レンズ豆 と ニンニク 以外 )を炒める 油を敷いて、レンズ豆とニンニク、ココナツミルク以外の材料を全て入れて火にかける 油となじませマスタードシードがはじけ、カレーリーフが香り立って来るまで炒める 2. レンズ豆を加える レンズ豆を加えて全体をなじませる(焦

読み継がれる絵本

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スリランカを代表する絵本作家の Sybil Wettasinghe(シビル ウェッタシンハ) が2020年7月1日に亡くなりました。享年91(1928年10月31日生まれ)でした。 イラストレーターならびに文章書きとして新聞社で働いていた1952年(24歳)の時に、  Janatha新聞 (現在は廃刊)の子供向けページに 「කුඩ හොරා(クダ ホラ/The Umbrella Thief)」 という物語を書きました。 きっかけは、Janatha新聞の副編集長(後に彼女の夫)であったDharmapala Wettasingheが、「 村の娘ならきっと語るべき経験がたくさんあるに違いない 」と物語を描いたことのなかったシビルに子供向けの物語を書くように勧めたといいます。 この物語は最終的には本として出版され、スリランカだけでなく国際的にも高い評価を得ました。 ↑Kuda Hora turns 60!:Daily Mirror(1-April-2016)より画像転載 それ以降、彼女はイラストレーションだけでなく執筆にも力を入れ、200冊以上の児童書を制作してきました。 この絵柄、見たことありませんか? 彼女が書いた最初の絵本は「 かさどろぼう 」という名前で、日本でも出版され、現在もなお販売されている絵本です。ちなみに、1982年に開催された 第3回野間国際絵本原画コンクール ※ では佳作となっています。 ※ 『 野間国際絵本原画コンクール(Noma Concours for Picture Book Illustrations) 』 優れた才能を持ちながら作品発表の機会に恵まれない、アジア(日本は除く)、太平洋、中南米、アフリカの各地域とアラブ諸国の新進アーティストを発掘し、創作活動を奨励することを目的とした原画コンクールで、野間国際図書開発基金をもとに公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)外部サイトへのリンクが主催し、1978年から 2008年まで隔年で開催されていた(2008年ー第16回で終了)コンクール。 彼女の本のほとんどは、日本語、中国語、スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、英語、韓国語、オランダ語、タミル語などの言語に翻訳されています。 絵本ナビのサイトを見ると、現在彼女の絵本は 8タイトル刊行 されて