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映画のロケ地スリランカ『Indiana Jones and the Temple of Doom/インディージョーンズ 魔宮の伝説』

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  スリランカは多くの国際的映画のロケ地にもなっています。 スリランカ政府観光局では5つの映画の代表ロケ地の写真をアップしていますので、それぞれの 映画とロケ地について一つづつご紹介 します。今回は5回作のうちの3作目。 (投稿済みの関連記事) 映画のロケ地スリランカ『Elephant Walk/巨象の道』と バワの兄の庭 (2021年11月24日投稿記事) 映画のロケ地スリランカ『The Bridge on The River Kwai/戦場にかける橋』と リバーアクティビティの聖地 (2021年11月25日投稿記事) アドベンチャー映画の金字塔 「インディージョーンズシリーズ」 。 2作目(舞台は1作目より1年前の設定)の 『インディージョーンズ 魔宮の伝説』 はスリランカがロケ地の一つです。 9/24の「金曜ロードショー」で放映されたものを見た方も多いのではないでしょうか。 🎥 『Indiana Jones and the Temple of Doom』(1984年公開) 🎥 邦題「インディージョーンズ 魔宮の伝説」(日本公開も1984年) (物語概要) 1935年の上海。暗黒街の組織の策略にはめられたインディは飛行機から脱出、インドの山奥に降り立つ。そこで、伝説の秘宝を探し求める邪教集団の陰謀を知ったインディは、彼らが村から盗んだ聖なる石を取り戻そうと、相棒のショート・ラウンドとナイトクラブで知り合った歌手のウィリーと共に敵の城へ向かう... 予告編(パラマウントジャパン公式YouTubeチャンネルより) 🎥 ロケ地 ▪Kandy(キャンディ)マハウェリ川など ▪Hantana(ハンタナ) ▪Pinnawala Elephant Orphanage(ピンナワラゾウの孤児院)など ◆インドが舞台だけれど撮影はスリランカ◆ 当初インド北部のラージャスターン州のアンベール城などで撮影される予定でしたが、インド当局が脚本内容に難色を示し撮影許可が下りなかったために、スリランカに変更して撮影されました。 そのためインドの設定のはずが、村人などシンハラ語(スリランカのみで話されている公用語)を話しているのもある意味見所かもしれません。 ◆メイアプール村と紅茶博物館◆ 飛行機から脱出しインディらがたどり着いたインドの山奥のメイアプール村は、政府所有の ハンタナ紅茶

映画のロケ地スリランカ『The Bridge on The River Kwai/戦場にかける橋』と リバーアクティビティの聖地

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スリランカは多くの国際的映画のロケ地にもなっています。 スリランカ政府観光局では5つの映画の代表ロケ地の写真をアップしていますので、それぞれの 映画とロケ地について一つづつご紹介 します。今回は5作のうちの2作目。 (投稿済みの関連記事) 映画のロケ地スリランカ『Elephant Walk/巨象の道』と バワの兄の庭 (2021年11月24日投稿記事) 映画のロケ地スリランカ『The Bridge on The River Kwai/戦場にかける橋』と リバーアクティビティの聖地 (2021年11月25日投稿記事) 🎥 『The Bridge on The River Kwai』(1957年公開) 🎥 邦題「戦場にかける橋」(日本公開も1957年) (物語概要) 1952年に出版された小説が原作。 第二次世界大戦中のタイとビルマ(現在のミャンマー)の国境付近にある捕虜収容所を舞台に、日本軍の捕虜となったイギリス軍兵士らと、彼らを鉄道建設に動員しようとする日本人大佐との対立と交流を軸に、戦下における人間の尊厳や誇り、戦争の悲惨さを描いた作品。 本作は、第30回アカデミー賞の作品賞を含む7部門を独占しました。 🎥 ロケ地 ▪ Kithulgala(キトゥルガラ) 、 ▪Peradeniya Botnical Garden(ペラデニア植物園) ▪ Mount Lavinia Hotel(マウントラビニアホテル) など ペラデニア植物園 マウントラヴィニアホテル と マウントラヴィニアビーチ ◆なぜスリランカがロケ地に?◆ ウォーデン少佐を演じた ジャック ホーキンス は、スリランカ(当時はセイロン)に滞在した経験があり、キトゥルガラの森に囲まれた川辺の風景を覚えており、プロデューサーのスピーゲルに「 撮影に理想的な場所 」とアドバイスしたとのこと。 それを元に行ったロケハンで好意的な報告を受けたスピーゲルと監督のリーンは、スリランカ(当時はセイロン)での映画製作を決定しました。 ◆クワイ橋◆ 映画の題名にもなっているクワイ橋。 キトゥルガラでは、美術監督の指導のもと大工と鉄道作業員が4ヵ月以上かけて木橋と線路を作りました。その当時は、それまでに建設された映画セットの中で最大のものと言われています。 ちなみに橋は撮影終了後に解体され、基礎を打ち込んだ跡やクサビが残

映画のロケ地スリランカ『Elephant Walk/巨象の道』と バワの兄の庭

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スリランカは多くの国際的映画のロケ地にもなっています。 スリランカ政府観光局では5つの映画の代表ロケ地の写真をアップしていますので、それぞれの 映画とロケ地について一つづつご紹介 します。 (投稿済みの関連記事) 映画のロケ地スリランカ『Indiana Jones and the Temple of Doom/インディージョーンズ 魔球の伝説』 (2021年11月26日投稿記事) 映画のロケ地スリランカ『The Bridge on The River Kwai/戦場にかける橋』と リバーアクティビティの聖地 (2021年11月25日投稿記事) 🎥 『Elephant Walk』(1954年公開) 🎥 邦題「巨象の道」(日本公開も1954年) 🎥 物語概要 1949年に出版された小説が原作。 セイロンにある“ 巨象の道 ”と呼ばれる大農園の当主ジョンと結婚したルースは、当主の留守を任されていた農園の技師ディックに惹かれ始める。 ジョンとディック、2人の男に翻弄され揺れ動く若妻の心の葛藤を描いた作品。 🎥 ロケ地 ▪ブリーフガーデン(ベールワラ) ▪コロンボ(ラトマラーナ)空港 ▪ガルヴィハーラ、宮殿跡(ポロンナルワ) など 🎥 撮影メモ スリランカ(当時はセイロン)での撮影は 1953年2月から約4週間 。 ベールワラ 、 ラトマラーナ空港(コロンボ空港) や ポロンナルワ 、 茶園、実際の紅茶工場 などで撮影が行われたとのこと。 スリランカが舞台の映画だけに、映画内に シンハラ語の歌 や シンハラ語のメニュー 、スリランカの伝統舞踏 キャンディアンダンス などが見られます。 当初キャスティングされていた ビビアンリー は、スリランカロケ入りの数日後に精神的不調をきたし降板。代役として エリザベステイラー がキャスティングされたとのとですが、エリザベステイラーの部分は全てアメリカのスタジオロケで行われたため、彼女に取って代わった後に再撮影されなかったいくつかのロングショットはビビアンリーが演じたものがそのまま使用されているそうです。 ✈ ラトマラーナ(コロンボ)空港 「コロンボ空港」 と聞くと、多くの方は バンダラナイケ国際空港(BIA) を思いうかべるかもしれません。 「コロンボ空港」 という名前は現在は バンダラナイケ国際空港(BIA) の通称

サリー(オサリヤ)の魅力と、着るときのポイント(注意点)

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2022年9月追記) スリランカでは男性が着用するサロマ(サロン)の女性におすすめの着方について記事にしました→ 『 女性にもおすすめスリランカのサラマ (サロンSarong) 』 (←タイトルをクリックすると該当記事にリンクします) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー サリー(Saree/Sari) は、スリランカを含むインド、ネパール、バングラデシュなど南アジアで着用されている女性の民族衣装の一つです。 共布で作ったブラウスに 5メートル以上の長い布を巻き付けて着用します 。布の 巻き付け方によって様々な着こなし をすることができるほか、どんな体型でも着ることができます。 サリーの素材は コットン(綿) や 化繊 、 シルクな どが多く、光沢のあるものや図柄やパターンが印刷されたもの、染色されたもの、手織りのものなど サリーの種類は 千差万別 です。 スリランカでは大きく分けて2種類の着方 がされています 。 下の写真が多くの方がイメージするインド式のサリーの着方かと思います。 サリーを着用する国の大半はこの着方がベースになっているかと思います。 こちらは上のサリーをアレンジしたもの。タックを止めずに着流したものです。パーティ―など宴席で多く見られる着方です。 下の写真 は上下2部に分けるように腰回りに襞を作っています。 これはスリランカならではの着方 です 。 スリランカでは、多くの国で着られる左二つのインド式の着方は 「 サリー または インディアンサリー 」 と呼ばれています。一番右のスリランカ独自の着方は 「 オサリヤ または キャンディアンサリー 」 と呼ばれています。 下記の布の場合、端にある 大きな絵柄がインド式サリーとして着た場合は後ろ(横)に垂らすタレ に来るように着つけます。 オサリヤ(キャンディアン)として着た場合は正面などスカート部分に大きな絵柄 が来るように着つけます。 どの着方でも、共布で作った ブラウス(へッタ) をきて、サリー用の アンダースカート に 1枚の布 を巻き付けて着ています(↓)。アンダースカートは通常サリーの色に合わせて同系色を選びます(通常青色のサリーの場合は、青色のアンダースカート)。 通常サリーを購入した場合、サリーの 端1メートルくらいを切断しブラウスに仕立てます 。ブラウス部分だけ異