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ワクチン完全接者は到着後は自由⁉︎...ツーリストビザ渡航は続報を待って!

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12/15追記) 12/10付けでガイドラインの一部改訂が発表されていますので、最新のガイドラインについては『 ツーリストビザでの渡航ガイドライン(2021年12/14〜) 』 ( 2021年12月15日投稿記事)をご参照ください。 (←タイトルをクリックすると該当記事にリンクします) 10/28追記)  スリランカ保健省は、 10/25付けで新たなスリランカ入国後の隔離措置を発表 。それに合わせてSLTDAも改訂ガイドラインを発表しましたので 『 ツーリストビザでの渡航ガイドライン(2021年10/26〜) 』の記事をご参照ください。 10/5追記) ツーリストビザ(観光ビザ)での渡航を予定している方は 『ツーリストビザでの渡航ガイドライン(2021年9/29〜 』の投稿記事も合わせてご参照ください ・・・・ スリランカの保健省は、9/28付けで海外からの渡航者にむけたガイドラインの改訂を発表しました。8/19以来の改訂となります。 大きな変更点は 『 ワクチン完全接種者で、 出国前72時間以内のPCR検査が陰性であった場合 、スリランカ到着後PCR検査も含めた行動制限は課さない』 というものです。つまり 空港到着時のPCR検査もなく、到着日から自由行動が可能 となります(但し公共交通機関の利用は不可)。 ニュースでもこの報道が大きく取り上げられていますが、現時点で注意点が2つ。 ❶ この ガイドラインの適用期間は、2021年9月29日から 2021年10月31日(24時まで ※ ) となっています。 ※追記)保健省は10/3付けでガイドラインの修正を発表し、適用期間の終了日の文言(2021年10/31)を削除しました。これにより適用期間は「次なる通知があるまで」適用されます) ❷ ツーリストビザで渡航の方 は、現時点(9/30)ではETA(電子渡航認証)の申請時に「Safe&Secure認定レベル1ホテルの予約が完了(ワクチン完全接種者は最低1泊)していること」「滞在日数に応じた必要PCR検査の代金の支払い」「必須Covid-19保険料の支払い」がビザ発給(承認)の条件となっています → ※10/5追記 『 ワクチン完全接種者』は宿泊ホテルのカテゴリや宿泊場所に制限はありません。またPCR検査代金の支払いも不要 (※帰国先や帰国便の航空会社がPCR

ウィルパット国立公園(オンラインサファリ)※動物リスト

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【関連記事】 スリランカの国立公園やサファリについては『 スリランカの人気国立公園(ジープサファリマニュアル) 』『 スリランカの国立公園の入園料の仕組み 』の記事も併せてご覧ください。 9/26追記 : 配信の予告も記載していましたが、配信終了したため予告を削除し、配信された内容を追記しています。 ------ ウィルパット国立公園は1938年に国立公園認定された スリランカ最古の国立公園 で(ヤーラ国立公園 も同じく1938年)、 スリランカで最大面積の国立公園 となります。 さらには、公園内には自然の湖水も多く、ウィルパット国立公園を含む一帯(165,800ヘクタール)が、2013年に ラムサール条約湿地にも認定 されています。 また、 Kudiramalai Point は、 シンハラ人の祖先と言われるウィジャヤ王子が紀元前543年にスリランカに最初に上陸した歴史的場所 である上、海抜約70メートルのこの崖は太古の昔は海中だったところで、貝やサンゴの死骸が沈殿ならびに堆積し長い年月を経て固まった石灰石など 、 5〜2200万年前の古代の地層が見られる地層学的にも貴重な場所 です。 Kudiramalai Point(9/26の配信画像より) 海抜約70メートルの崖の上は、鉄分などミネラルを含む赤茶色の砂質で、タンバパニニ(Thambaはシンハラ語で銅)とも呼ばれています。 Kudiramalai Point(9/26の配信画像より) 太古の昔は地底であったこの堆積岩からは巻貝もみられます。 ---- ウィルパット国立公園は、 スリランカヒョウやナマケグマなど人気の哺乳類も生息する公園 ということや、 世界遺産のアヌラーダプラから約1時間というアクセスの良さ に、近年日本のツアーでも紹介されるようになりました。 しかし正直なことをいうと公園が広い分、 動物との遭遇率にバラツキがある公園 でもあります。 さらには公園の入り口から主な観察ポイントやそれぞれのポイントの行き来で時間がかかるため 「サファリを軽く楽しみたい」「2〜3時間だけの滞在」にはお勧めはしません 。 そんなウィルパット国立公園のオンラインサファリが9/24ならびに9/26の2回開催されました。 5台のカメラクルーと2台のドローンによる映像 (※特別許可によるドローン撮影)もあり、俯瞰的にゾウ

セイロンコーヒー(スリランカコーヒー)の歴史と メーカー紹介

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スリランカといえば「紅茶の国」 。 " セイロンティー "(セイロンはスリランカの旧国名)としても親しまれています。 そんな スリランカは18世紀に至るまでは、ブラジル、インドネシアと競合する三大コーヒー産地の一つ でした。 歴史によれば、スリランカのコーヒーは 1503年 にイエメンからのアラブ商人によって持ち込まれたものが自生したといわれています。しかし、スリランカの原住民はコーヒーの実(豆)は利用せずに、葉はカレーの味付けに、花は家の仏像や寺院訪問の際の供花に用いられていました。 オランダの植民地支配下にあった 1780年頃 にオランダ人が商品作物としてコーヒーを植え始めたとされています。その後イギリスの植民地支配下となった後もコーヒーの栽培は引き継がれ、コーヒー農園は拡大し続けました。 【 コーヒー産業から紅茶産業への転換 】 1830年から1845年までの15年間 は、イギリスではスリランカ(当時は"セイロン")は「 コーヒー・マニア 」と呼ばれており、スリランカのコーヒー産業には多くの投資が行われていました。 ジャマイカのコーヒー農園で経験を積んだ農園主R.B.バトラーが、1837年にセイロンに来て、より良いコーヒーを収穫する方法を導入しました。 その成果もあり、 1863年 には、ヨーロッパに輸入されたコーヒーの額は2億7千万ポンドに達し、その3分の1近くがスリランカから輸出されたものとの記録があります。 しかし、コーヒー産業が盛んとなった 1860年頃 からコーヒーの葉にオレンジ色のシミが現れ始め、 1870年 にはスリランカ全体に広がり始めました。 この 真菌症は『コーヒーサビ病( Hemileia Vastatrix )』 と呼ばれるものでした。 1880年 にはこの病気によってコーヒー農園が壊滅し、 セイロンのコーヒー産業は衰退 しました。 1870年 には27万5千エーカー(約11,1300ヘクタール)あったコーヒー農園の規模は、1900年代にはわずか1万1,392エーカー(約4,610ヘクタール)にまで減少しました。 【 スリランカコーピー(copi)】 1866年 にスコットランドからやってきたジェームステイラーが紅茶の栽培を試験的に始め、 1872年 にはスリランカ最初の紅茶工場が作られ販売が開

COVID-19 スリランカの現状(2021年9月現在)

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12/15追記) 12/10付けでガイドラインの一部改訂が発表されていますので、最新のガイドラインについては『 ツーリストビザでの渡航ガイドライン(2021年12/14〜) 』 ( 2021年12月15日投稿記事)をご参照ください。 (←タイトルをクリックすると該当記事にリンクします) 10/28追記) ツーリストビザでの渡航を予定している方は、『 ツーリストビザでの渡航ガイドライン(2021年10/26〜) 』の記事もご参照ください。 10/5追記)  ツーリストビザ(観光ビザ)での渡航を予定している方は 『ツーリストビザでの渡航ガイドライン(2021年9/29〜 』の投稿記事も合わせてご参照ください、 ・・・・ 【感染状況】 スリランカは 2021年4月下旬に1日の新規感染者数が初めて1,000人を超 え、その後 5月初旬には2,000人を超 え、 5月下旬には1日の新規感染者数が3,000人を突破 しました。 これは4月の新年の影響(ニューイヤークラスター)といわれています。 感染者数増加を受けてスリランカ政府は週末の外出禁止令や、5/22~6/20まで外出禁止令を出し、外出禁止令とワクチン接種の効果か 6月中旬には1日の新規感染者数が2,000人を下回り、7月には1,000人を下回る など減少傾向にありました。 しかし、デルタ株の影響もあってか 7月中旬頃から再び感染者数が増加 し始め、 7月下旬には再び1日の新規感染者数がには2,000人を超 えるようになり、 8月上旬には3,000人を超 え、 8月中旬には初めて4,000人を記録 しました。感染増加は収まらず8 月下旬には1日の新規感染者数初めて5,000人を記録 しました。ピークは5,946人にまで達しました。 現在( 9月初旬)は、連日の新規感染者が3,000人台で推移 しています。 4,5月の感染者数増加にも関わらず死亡者数は低推移でしたが、こちらも7月の感染者数の増加に合わせるように 連日200人を超 えるようになり現在も200人を下回っていません。 上記の表は、保健省疫学ユニットが毎日発表しているチャートの9/3発表のものです。 【 ロックダウン 】 スリランカは9/5現在、スリランカ全土に終日外出禁止(Quarantine Curfew)が出ています 。 スリランカの感染拡大を受けて 8/2