らんかフル　カターワ

ひとつ前の記事『 🔗ジェフリーバワと弟子たち、隈研吾のコラボレーションのブティックホテル 』で、ベントタにあるバワ設計の クラブヴィラ(Club Villa) を紹介しました。 今回は、クラブヴィラの隣にある ヴィラベントタ(The Villa Bentota) 。 ↑上記写真は The Villa Bentotaの公式ページ より引用(赤い線と字は追記) 『 🔗スリランカホテルのバーで待ち合わせ 』で紹介したように、 サントリーウイスキー『碧Ａｏ』 のWEBで公開されているサイドストーリー#02では、このホテルが紹介されています。 ↑SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao『Whisky Journey #2』2分45秒  1980年代 、ベントタの海沿いの 1880年代に建てられた別荘(ヴィラ) に目を付けていたバワは、このヴィラを誰かに購入してもらって改築を請け負いたいと思い、友人達に購入を進めたといいます。残念ながら誰も乗り気でなかったため、バワ自身が購入し、改築して 「モホーティ ワラウェ(Mohoti Walauwe)」 というブティックホテルとしてオープンさせました。このホテルは当初バワ自身が経営していましたが、後に隣のクラブヴィラ経営のハミード夫妻に経営権を譲渡しています。 その後、ハミード夫妻はモホーティワラウェを売却し、 2007年 からは パラダイスロード社 が経営したのちに、現在の KKコレクション に経営が変わり、 2021年にリニューアルオープン して現在に至ります。 ↑上記写真は The Villa Bentotaの公式ページ より引用(色枠と丸数字は追記) ❶ は2007年に売却された後に増築された部分（１階はレセプションと２階はExtended Standard Room）。 ❷ も2007年に売却された後に増築された部分（ダイニングレストラン） ❸ はバワが購入時したヴィラで、バワが改築した部分（Mohotti Suite ←赤丸箇所 などの客室） ❹ はヴィラ購入後にバワが増築した部分（客室） ↑上記写真は The Villa Bentotaの公式ページ より引用(色枠は追記) 客室は 全14室 ですが、客室 カテゴリが７つ もあります。 そして、 大人4名1室で利用可能 な部屋(Suite3室とMohoth...

ベントタにある クラブヴィラ(Club Villa) は3棟17室からなる ジェフリーバワ設計 のブティックホテルです。隣には、同じくバワ設計(改築設計含む)の ヴィラベントタ(The Villa Bentota) があります。 バワはベントタの線路沿いにある19世紀に建てられたヴィラ (現在の The Villa Bentota )を誰かに購入してもらってから、その改築設計を請け負いたいと考えており、友人に購入するように勧めていました。 この物件を勧められた一人であるセレンディブホテル(現 ターラベントタ/Taala Bentota )の支配人だった ハミード氏 は、勧められた物件は購入しませんでしたが、その物件の南側にある土地を買い、自身の家とツアーガイドなどに貸せるような部屋の設計をバワに依頼します。それが今回紹介する現在の クラブヴィラ です。 1976 年 に4ベッドルームのハミード夫妻の別荘が完成し、 1980年 にはツアーガイドなどに貸すためのヴィラ部分も完成しました。 その後ハミード夫妻は、 アンジャレンドラン （バワのアシスタント兼秘書、というより友人だったといいます）に現在のヴィラ部分の増設を、 チャンナダスワッテ （バワのアシスタントだった方）に南側に新たなヴィラの建築を依頼して、ヴィラを拡張させ 現在の3棟17室 に至ります。 ハミード夫妻の別荘だった部分(写真上3枚）。現在は デラックスルーム４室(１階２室と２階２室） と バーラウンジ になっています。 門戸を入ると、ハミード夫妻の別荘だった建物の入り口(写真上)と、ヴィラ部分の入り口(写真下)が異なっています。 しかし中に入ってみると、屋根で建物がつながっていることが分かります（写真下）。 ↑右側がヴィラの入り口。左側の入り口はハミード夫妻の家屋の部屋の入口の一つ。 レセプションエリア（写真上下） ツアーガイドなどに貸し出すためのヴィラ部分。現在は スタンダードルーム７室(１階３室と２階４室） と ダイニングエリア になっています。 ↑ベランダ側 ↑客室入り口側 ２階のダイニングルーム側の真上にあたるエリア(増築側) ↑ダイニングルーム 南側にあるヴィラ（写真上）はチャンナダスワッテが手掛けました。現在は クラブスイート1室(1階部分） と デラックスルーム3室（2階部分） になっていま...