コロンボ 新しい観光ツール(定期連絡船)
コロンボはスリランカ最大の商業都市です。
そんなコロンボの中心地には大きな湖があります。その名も「ベイラ湖」
観光客にとってはシーママラカ寺院(Seema Malaka Temple)のある小さいベイラ湖(地図下)の方が有名で訪れる人も多いかと思います
今回の話題は大きな部分のベイラ湖(地図中央)。
このベイラ湖で、8/22よりボートによる輸送サービスが始まりました。
これはコロンボの渋滞緩和の代替輸送手段として始まったもので、コロンボ最大フォート駅近くのフォート(Fort)地区から、多くのオフィスや高層マンション等があるユニオンプレイス(Union Place)地区を結ぶ路線で、約8分間の乗船時間となります。
フォート駅やメインバスターミナルのあるフォート地区(左上) オフィスや商業施設のあるユニオンプレイス地区(右下) |
渋滞緩和を目的として開始されたボート輸送サービスですが、コロンボの新しい観光ツールとしても注目を集めています。
船名「DIYATHRA」左奥はコロンボの新アイコン”ロータスタワー” |
船内はA/C付きで、座席数は50席。前方にはテレビモニター付き(窓は開閉できますが冷房中のため締め切り) |
コロンボの新アイコンともなっている"ロータスタワー"(
●発着場所
◆フォート側の乗り場はNew MacCallum Lock & Bredgeを渡ったすぐ先に入り口があります。スリランカで最も古い出版社であるThe Associated Newspapers of Ceylon(通称"Lake House")の白いコロニアルビルを目印とするとわかりやすいかと思います。
◆ユニオンプレイス側の乗り場はLiner Park East(別称Baira Lake Park)にあります。大手旅行会社Aitken&Spenceの本社ビルを目指すとわかりやすいかと思います。
●タイムスケジュール
11/5追記:当初発表の下記スケジュールよりかなりの間引き運転となっていますのでご注意!!(現時点では始発が7:40で9:30までは20~30間隔。日中は運行がなく午後は15:30~18:10まで20~30間隔となっています)
フォートならびにユニオンプレイスいずれの発着場も
※8/22から1カ月間は試験運行も兼ねているため、スケジュール通りではなく間引き運航となっていますのでご注意。
●乗船料
片道50スリランカルピー(往復100ルピー)。外国人旅行者も同料金
※8/22から1カ月は無料運航となっています
(余談)ベイラ湖の歴史
ベイラ湖は16世紀のポルトガル植民地時代にポルトガル人によって建設された人造湖で、侵略を防ぐ堀としての守備機能や物資を運ぶ輸送路として、当時は砦の周囲を囲むように作られていました。
当時の湖の面積は1.61平方km(周囲約17km)ありましたが、現在は一部埋め立てされた部分もあり、0.65平方kmほどとなっています。
ベイラ湖の名前の由来はポルトガル語に由来するといわれていますが諸説あります。湖の建設に携わったポルトガル人”ベイラ氏”に由来するという説や、ポルトガル語で”湖のほとり”を意味するという説など様々です。
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