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11/16に大統領選挙の投票日があり、開票結果Gotabaya Rajapaksa氏が投票数の52.25%(6,924,255票)を獲得し、7代目スリランカ大統領に選出されました。2位のSajith Premadasa氏との得票差は約136万票でした。
本日11/18の任命式をもって正式に大統領就任となります。
ゴータバヤ氏は第5代大統領Mahinda Rajapaksa氏の実弟で、マヒンダ氏の大統領時代には国防長官を務めていました。
スリランカ(正式名称:スリランカ民主社会主義共和国)の元首はの大統領となります。
大統領は立候補者制で、国民による直接投票で選出されます。
大統領の任期は5年で3選まで立候補することができます(よって最長15年)。
今回の選挙結果をもとに、スリランカの大統領選挙について紹介していきます。
●2019年大統領選挙参考データ
立候補者数:35人※実質2名の一騎討ち
投票日:2019年11月16日
有権者数:約1,600万人(15,992,096)※うち新有権者数は約100万人
投票数:約1,339万人(13,387,951)うち 無効投票数0.85%
投票率:83.72%(2015年の前回より2.2%アップ)※過去最高の2015年をさらに上回りました。
●選挙日データ
投票時間:午前7時~午後5時まで ※日没前に投票時間が終了するように設定されています
投票所:12,845か所 ※学校や公民館のような場所が会場となります
投票方法:1名または1,2,3の順位をつけて3名まで記入するすることができます。
※補足
第1から第3位まで指名者を記入できることはとても意味があります。
今回35名の立候補者がいましたが、実質2名が本命でその2名の一騎討ちとなります。
例えばその2名以外の立候補者を支持していた場合、もし記入が1名限定の場合はその支持者のみを記入となり実質本命2候補の選択には関われません。
しかし優先順位をつけて複数名選択できると、本命競争に関われない支持者への投票以外にも、本命候補とされる候補者のどちらを支持するかの意思を表示(投票)することができます。
上記は投票用紙の書き方例
立候補者名の横には立候補者(政党)のシンボルマークが描かれています。文字が読めない方でもシンボルを見て投票できるように配慮されています(とはいえスリランカの識字率は93.1%と南アジアでは一番高い識字率となっています-2016年)。

ここで紛らわしいのが✔と×。スリランカでは正解(または良い)が✔、不正解(または悪い)が×の印をつけます。例えば、上記の記入例は上が良い例(✔)、下が悪い例(×)となっています。
しかし1名のみの候補者を指名する場合はその立候補者の氏名の横に×の印をつけるのです(複数候補者を指名する場合は1~3の順位を記入)。これは✔がペンで間違ってつけてしまったものとの誤認を防ぐためです。
投票者:投票後は左手小指の爪にインクがつけられます。このインクは洗っても数日は落ちません。
投票前に身分証などで投票権や投票済か否かを照合しますが、インクをつけることによりなりすましや二重投票を防ぐ役目を果たしています。
投票のシンボル
●歴代大統領の表記について
今回スリランカでは第7代大統領選挙と謳われ、新聞の見出しも第7代大統領と紹介されています。しかし外国では第8代と報じているところもあります。
今回、日本のニュース記事では何代目かの表記がありませんでしたが、Wikipediaなどの情報ページでは現大統領(正確には11/17まで)のマイトゥリパ―ラ・シリセナ大統領を第7代としています)。
スリランカ内外で表記に1代の差がある理由は、William Gopallawa氏を歴代大統領に含めるか否かで異なります。
イギリス連邦内自治領であるセイロン時代に、共和制への移行とともにWilliam Gopallawa氏がセイロン総督からそのまま移行して初代大統領となりました(1972年5月~1978年2月)。
しかし、スリランカでは完全独立後の実権のある大統領制の発足以後で歴代大統領がカウントされています。そのためJunius Richard Jayewardene氏を第1代大統領(1978年2月~1989年1月)としています。
●スリランカの名前
今回、日本のメディアではゴタバヤ・ラジャパクサと書かれていますが、本当の読み方はゴータバヤ・ラージャパクサです。英語表記の場合、長音の記述がないので英語表記から推測するのが難しいのですが、シンハラ文字の表記だと長音表記があるため、本当の読みがわかります。対立候補のサジット・プレマダーサ(Premadasa)も媒体によってはプレマダサと表記されているものもありますが、こちらも正しくは長音となります。
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