【実体験】スリランカから猫を日本へ連れて帰る方法(輸入手続き完全ガイド)
海外で犬や猫と暮らし、本帰国の際に一緒に日本へ連れて帰りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、人とは異なり、犬や猫を日本へ輸入するには、多くの事前手続きが必要です。
特に、2回目以降の狂犬病予防接種後に実施する狂犬病抗体価検査では、採血日から180日間の待機期間が必要となるため、帰国の半年以上前から準備を始めなければなりません。
本記事では、実際にスリランカから保護猫を日本へ連れて帰った経験をもとに、日本帰国までの手続きや準備、実際に困ったことなどを時系列で紹介します。
これから海外で暮らす愛猫・愛犬と一緒に日本への帰国を予定している方の参考になれば幸いです。
スリランカから猫を日本へ輸入する全体の流れ
スリランカから猫を日本へ連れて帰るまでの手続きは、最短でも約7~8か月かかります。 まずは全体の流れをチェックし、その後、各章で詳しい手続きをご覧ください。| 手続き | 内容・期限 |
|---|---|
| ① 日本へ連れて帰ることを決める | 輸入条件を確認し、帰国までのおおまかなスケジュールを立てる。 |
| ② マイクロチップ装着 | 狂犬病予防接種との順序に注意。マイクロチップ装着前の狂犬病予防接種は原則無効。 |
| ③ 狂犬病予防接種(1回目・2回目) | 2回目は1回目から30日以上空け、有効免疫期間内に接種する。 |
| ④ 狂犬病抗体価検査 | 2回目接種後(同日採血可)に採血し、日本指定の検査機関で検査を受ける。 |
| ⑤ 180日間の待機 | 狂犬病抗体価検査の採血日から180日間待機する。 |
| ⑥ 航空会社・輸送方法を決める | 機内持ち込み・受託手荷物・貨物輸送など、利用できる輸送方法を確認する。 |
| ⑦ 航空券を予約 | 帰国日を決定し、航空会社へペット同伴の可否を確認したうえで予約する。 |
| ⑧ 日本到着40日前までに届出(NACCS) | 到着予定空港を管轄する動物検疫所へ電子申請を行う。 |
| ⑨ ペットキャリーを準備 | IATA基準および航空会社の規定を満たしたキャリーを用意する。 |
| ⑩ 出国前検査・輸出証明書取得 | 出国直前(国によって7~10日前)に民間獣医師・政府動物検疫所で必要な検査・証明書を取得する。 |
| ⑪ 搭乗当日 | 必要書類を持参し、航空会社でペットのチェックイン手続きを行う。 |
| ⑫ 日本到着・動物検疫 | 到着空港の動物検疫所で書類確認・マイクロチップ確認を受け、検疫終了後に入国する。 |
| ⑬ 帰宅 | 長旅後は十分に休ませ、体調や食欲、水分補給の様子を確認する。 |
今回帰国した猫のプロフィール
動物種:猫(雑種)-名前は「ニコ」
帰国時の年齢:約1歳半※
※保護猫(2023年7月保護)のため正確な生年月日は不明ですが、獣医師による推定月齢をもとに、動物病院の予防接種記録手帳には「2023年5月1日生まれ」として登録しました。
帰国日:2024年6月末
利用便:スリランカ航空(UL454便)
日本へ猫を輸入する前に知っておきたいこと
日本へ猫を輸入する際は、まず入国(輸入)条件を確認し、決められた手順に沿って準備を進める必要があります。私も🔗農林水産省動物検疫所の輸入手続きの手引書「犬、猫を輸入するには」を参考にしながら手続きを進めました。なお、犬は猫よりも追加で必要となる条件があるため、犬を輸入する場合は犬向けの手引書を確認してください。
指定地域と指定地域外の違い
スリランカは「指定地域外」に分類されるため、本記事では以降すべて指定地域外から猫を日本へ輸入する場合の手続きをもとに紹介します。
指定地域外から猫を輸入する際の主な条件
例外規定について
スリランカで狂犬病予防接種を受ける予定がある方へ
我が家(ニコ)の場合
マイクロチップと狂犬病予防接種
『2回目の狂犬病予防接種と同日に、マイクロチップの装着および狂犬病抗体価検査用の採血を行った場合は、マイクロチップ装着前の1回目の狂犬病予防接種も有効と認められる。』
注意点
スリランカでマイクロチップを装着できる動物病院
動物病院で必ず残してもらいたい記録
スリランカ政府動物検疫所で輸出前検疫を受けた際、証明書の発行にあたって、動物病院の診療記録手帳(ワクチン記録帳)の全ページを確認されました。
狂犬病予防接種の記録はもちろん必須ですが、それ以外の診療内容についても、できるだけ詳しく記録してもらうことをおすすめします。
実際に私の場合は、政府動物検疫所で「駆虫の記録がない」と指摘を受けました。
日本へ猫を輸入する際には駆虫の記録は必須ではありませんでしたが、検疫所の担当者によると、輸出先の国によっては必要になる場合があるとのことでした。
Pet V Careでは診療の一環として駆虫薬を投与してもらっていましたが、その内容は記録手帳には記載されていませんでした。
また、その後の受診でも、駆虫薬の投与を含めた治療内容や投薬の記録は基本的に記載されていなかったため、必要に応じて記録手帳へ記入してもらうよう依頼すると安心です。
避妊手術を受けた際も、当初は記録手帳への記載がなかったため、こちらから依頼して追記してもらいました。
↑ワクチン接種時は、使用したワクチンのラベル、接種日、実施動物病院名、獣医師の署名が記載されていることを必ず確認しましょう。↑上の写真は、Pet V Careで実際に使用していた記録手帳です。マイクロチップ装着時に番号のシールが貼付されましたが、スリランカ政府動物検疫所では、マイクロチップの装着日も記載するよう指示を受けました。
記録手帳で確認しておきたいポイント
狂犬病抗体価検査(抗体価証明書の取得)
2回目以降の狂犬病予防接種後(同日採血も可)に採取した血清を指定検査施設へ送付し、狂犬病に対する抗体価を測定してもらう必要があります。
日本への輸入条件では、狂犬病抗体価が0.5IU/ml以上であることが求められます。
検査施設の選び方
狂犬病抗体価の測定は、日本の農林水産大臣が指定する検査施設で実施しなければなりません。指定検査施設の一覧は、農林水産省のページで確認できます(🔗このリンク)
スリランカには指定検査施設がなかったため、私は日本の🔗一般財団法人生物科学安全研究所へ検査を依頼しました。
狂犬病抗体検査証明書(兼申請書)は日本語様式と英語様式がありますが、証明書を作成する国で使用できる言語の様式を使用する必要があります。そのため、今回は英語様式を使用しました。
動物病院とのやり取りで苦労したこと
ここで、思わぬ問題がありました。狂犬病抗体検査証明書(兼申請書)には、採血した獣医師の直筆の署名が必要です。
一般財団法人生物科学安全研究所では、猫の血清であればハンドキャリー(携帯して日本へ持ち帰る方法)にも対応しており、事前にメールで問い合わせたところ、「飼い主からの送付でも、動物病院からの送付でも受け付け可能。ただし、獣医師記入欄への署名は必要」と回答をいただきました。
そこで、一時帰国の際に血清をハンドキャリーで日本へ持ち帰る予定であることを動物病院へ伝えたところ、「血清を持ち帰るのであれば申請書への署名はできない」と言われてしまいました。おそらく、採血した血清のすり替えなどを懸念していたのだと思います。それならば病院から直接、日本の検査施設へ送付してほしいとお願いしましたが、「これまではイギリスの検査施設へ送っており、日本の検査施設へ送った実績がない。イギリスへの送付であれば対応できる」との回答でした。
しかし、イギリスへ送付した場合は、日本へ送る場合と比べて費用も日数も大きく増えてしまいます。
そこで、日本の動物検疫所や一般財団法人生物科学安全研究所の案内ページを印刷して説明しましたが、病院の判断は変わりませんでした。
前例があったことで状況が変わった
そんな時、2012年にスリランカから猫を日本へ連れて帰った方がいたので、手続きについて相談する機会がありました。
その方は偶然にも、私と同じ動物病院(当時とは所在地が異なります)を利用しており、病院から血清を受け取って、日本の一般財団法人生物科学安全研究所へ自分で送付したとのことでした。さらに、当時の書類を保管されていたため、コピーを見せていただくことができました。
その書類を動物病院へ持参して改めて説明したところ、病院の見解が変わり、血清の持ち帰りを認めてもらえました。さらに、血清の内容証明書まで発行していただくことができました。なお、猫の血清を日本へ持ち込む場合は、この証明書の携行は必須ではありません。 一方で、犬の血清では輸出国政府機関の証明書などが必要となる場合があるため、事前に最新の条件を確認してください。
余談
今回の出来事は、スリランカらしさを感じた出来事でもありました。
スリランカでは、前例のない手続きに対して非常に慎重な対応を取ることが少なくありません。一方で、「過去に同じ方法で実施した前例」が示せると、驚くほどスムーズに話が進むことがあります。
今回も、以前に同じ病院で同様の手続きを行った方の書類があったことで、状況が大きく変わりました。
「体験からのアドバイス」
動物病院によっては、日本向けの手続きに慣れていない場合があります。事前に必要書類や検査機関の案内を印刷して持参すると、説明がスムーズに進むことがあります。
血清の保存方法と日本への送り方
血清をハンドキャリーで持ち帰る場合でも、海外から発送する場合でも、輸送時の包装はIATA(国際航空運送協会)の包装基準「IATA650」に準拠する必要があります。
IATA650では、感染性物質を含む可能性が低い診断材料(Diagnostic Specimen)の包装方法が定められており、三重包装を基本としています。輸送中の振動や温度・湿度・気圧の変化があっても、検体が漏れ出さない構造であることが求められます。
血清の保存方法
血清の保存方法とハンドキャリーでの輸送について、一般財団法人生物科学安全研究所へ問い合わせたところ、次のような回答をいただきました。
『血清は冷蔵で約3か月間、検査可能な状態を保持できます。常温でも約1週間は保存可能ですが、できるだけ低温を保った方が品質を維持しやすいため、帰国時は少量の保冷剤を添えて持ち運ぶことをおすすめします。』
この回答を受け、私は動物病院から受け取った血清を一時帰国までは自宅の冷蔵庫で保管しました。
帰国当日は、小さな保冷剤を添えて手荷物として機内へ持ち込みました。
万一質問された場合に備えて、動物病院が発行した検体証明書も携帯していましたが、空港で提示を求められることはありませんでした。
ただ、今振り返ると、預け荷物として輸送した方が安心だったかもしれません。
もし預け荷物で問題があれば手荷物へ変更するという選択肢がありますが、保安検査場で手荷物として持ち込みを断られた場合は、その場で手放さざるを得ない可能性もあるためです。
IATA650に沿った梱包方法
梱包は、農林水産省動物検疫所が公開している「IATA650準拠(三重包装)」の例を参考にしました(下記図)。
動物病院から受け取った血清は、すでにラベル付きの一次容器に入っていました。
そこで私は、
一次容器を脱脂綿で包む
ジッパー付き保存袋(ジップロック)へ入れて密封し、二次容器とする
表面に「Cat Serum(猫血清)」、猫の名前、マイクロチップ番号、生年月日を英語で記載したラベルを貼付
という形で二次包装を作成しました。
そのまま帰国日まで冷蔵庫で保存し、当日はこの二次容器をさらにプラスチック製保存容器(タッパー)へ入れ、脱脂綿と検体情報を記載した紙を同封し、開口部をテープで封をして三次容器としました。
さらに三次容器を保冷バッグへ入れ、小型の保冷剤(100ml以下)を添えて、日本まで手荷物として持ち運びました。
日本到着後は、三次容器のまま発泡スチロール箱へ入れ、新しい保冷剤と狂犬病抗体検査証明書(兼申請書)を同封し、クール宅急便で一般財団法人生物科学安全研究所へ発送しました。
抗体価検査の結果
後日、狂犬病抗体検査証明書は、申請時に登録したスリランカの住所へEMSで郵送されました。証明書の送料は検査料金に含まれていました。ニコの抗体価は1.1IU/mlで、日本の輸入基準である0.5IU/ml以上を無事に満たしていました。書類作成時の注意点
本来は「2023年5月1日生まれ」ですが、日付の記載方法を誤ったことで、「2023年1月5日生まれ」と読める表記になってしまっていたのです。
日付の表記(YYYY/MM/DD、DD/MM/YYYYなど)は国によって異なるため、書類作成時は十分注意することをおすすめします。
航空券予約と航空会社選び
日本へ犬や猫を輸入する場合は、日本到着予定日の40日前までに到着空港を管轄する動物検疫所へ事前届出を行う必要があります。
そのため、私は必要書類の準備期間も考慮し、帰国予定日の約2か月前に航空券を予約しました。航空券が確定しないと日本側への事前届出も進められないため、余裕を持って2か月前としました。
利用した航空会社
2024年当時、スリランカから成田までの路線では、乗り継ぎ便を含めても猫を機内へ持ち込める航空会社はありませんでした(以前は大韓航空で機内持ち込みが可能だったようです)。
そのため、日本への唯一の直行便であるスリランカ航空 UL454便(コロンボ→成田)を利用しました。
スリランカ航空で猫を預けられる?
スリランカ航空では、猫・犬・鳥・ウサギ・観賞魚は、受託手荷物(Checked Baggage)として預けることができます。
ただし、空調設備のある貨物室を備えた機材に限られるため、利用便によっては預けられない場合があります( https://www.srilankan.com/en_uk/PlanAndBook/luggageの[Pets and Service Animals]の項を参照)。
また、無料手荷物許容量とは別に、ペットは超過手荷物料金の対象となります。私が利用した当時は1kgあたりUSD31でした。
※スリランカ航空では、一部の犬種・猫種は預かり対象外となっています(下記参照)。
航空券予約の流れ
チケットを予約する前に、コロンボ市内にあるスリランカ航空オフィスを訪れ、ペット同伴搭乗の条件を確認しました。
担当者によると、コロンボ―成田便(UL455/UL454)は基本的に空調設備のある機材で運航されているものの、搭乗日に使用される機材によっては預かれない可能性もあるとのことでした。そのため、まずは仮予約を行い、搭乗日に使用される機材を確認してから正式に発券する流れとなりました。
仮予約時には、輸出前検疫やペットキャリーの条件、問い合わせ先などが記載された案内資料も受け取りました。
なお、この資料にはPCR検査の記載もありましたが、2024年時点ではPCR検査は不要となっていました。また、担当部署や連絡先も一部変更されていました。
担当者からは、「スリランカ航空は、必要な輸出手続きをすべて完了したペットのみ預かります。輸出手続き自体には一切関与しません。」と説明を受けました。
発券時に確認されたこと
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発券後に受け取ったEチケットには、ペット同伴であることがきちんと記載されていました。
IATA対応ペットキャリーの選び方
スリランカ航空では、受託手荷物として預けるペットキャリー(ケージ)は、IATA(International Air Transport Association:国際航空運送協会)の基準を満たしている必要があります。
私がスリランカ航空オフィスで受け取った案内では、使用予定のペットキャリーがIATA基準を満たしているかどうかを、指定された確認窓口で事前に確認するよう案内されました。
私は、以前猫を飼っていた際に使用していたペットキャリー(約10年前に購入)を、一時帰国時にスリランカへ持参し、そのまま利用しました。
参考:↓私が使用したキャリーケージ(サイズ55x33x32cm)
(購入から約10年経過/IATA対応/UL454便で実際に使用)
🔗『航空輸送対応 ペットキャリー一覧/Amazon』参考:受託手荷物で預けられない場合
今回は、ニコを受託手荷物(Checked Baggage)として預けることができました。
しかし、コロナ禍では受託手荷物としての預かりが一時中止され、ペットを出発ターミナルへ持ち込めない時期もあったそうです。また、スリランカ航空でも、成田-コロンボ線では受託手荷物として預けられる一方で、路線によっては受託手荷物での輸送ができない場合があります。
その場合や、ペットだけを輸送する場合は、貨物(Cargo)として輸送することになります。
貨物輸送では、
貨物部門(Cargo)での手続き
貨物運賃
一時保管施設の利用料
貨物ターミナルでの引き渡し
など、通常の受託手荷物とは手続きが大きく異なります。そのため、航空会社でも専門業者へ依頼することを推奨していました。
私自身は利用しませんでしたが、万が一受託手荷物で預けられなくなった場合に備え、スリランカ国内で動物の貨物輸送を行っている会社を調べたところ、日本人が運営する🔗Suketto LKを見つけました。日本語で相談できるため、貨物輸送になった場合には心強い選択肢の一つだと思います。
日本到着40日前までに行う届出(NACCS)
日本へ犬や猫を輸入する場合は、日本到着予定日の40日前までに、到着予定空港を管轄する動物検疫所へ届出を行う必要があります。
私は、🔗NACCS(動物検疫関連業務)を利用して電子申請を行いました。
NACCSで申請すると、日本到着後に必要となる「輸入検査申請」および「狂犬病予防法に基づく動物の輸入に関する届出書」も電子申請となるため、空港で書面を提出する必要がありません。
審査が完了すると、届出受理および申請完了の通知がメールで届きます。また、届出受理書などの書類はダウンロードできるようになります。
これらの書類は、スリランカでの輸出前検疫時や日本帰国時の携行書類として必要になるため、事前に印刷して持参しておきましょう。
※届出内容に不備があると受理まで時間がかかる場合があるため、40日前ぎりぎりではなく、余裕をもって申請することをおすすめします。
(届出受理書の例)
スリランカ政府動物検疫所での輸出手続き
輸出前検査と証明書の取得
日本へ猫を輸出するためには、出国前10日以内に民間獣医師と輸出国政府機関の獣医師による輸出前検査(臨床検査)を受け、輸出国政府が発行する証明書を取得する必要があります。
スリランカでは、この証明書は政府動物検疫所(Government Quarantine Station for Animals)で発行されます。動物検疫所はコロンボ(📍No.42, Mogan Rd, Colombo 02)のほか、空港のあるカトナヤケなどにも設置されています。
政府動物検疫所への予約方法
- フライト情報
- 猫の情報
- その時点で提出できる書類
を添付しました。返信メールには、訪問日時と追加で必要な書類が記載されていました。
訪問時の注意点
必要書類一覧
政府動物検疫所へは、事前にメールで送付するとともに、当日も原本・コピーを持参しました。Form ACで指摘された点
NACCSで電子申請すると、必要事項が入力済みのForm ACをダウンロードできます。検疫当日の流れ
搭乗当日の流れ
出発前の準備
自宅を出る際は、ケージ全体を風呂敷で包み、外からの刺激を減らしながらも風通しを確保しました。
(現在は旅行や災害時にも使える🔗携帯用猫トイレ↓も販売されているので、そのような商品を利用するのも便利だと思います。)
保安検査
私自身が保安検査を終えると、その場で待機するよう案内され、しばらくして責任者と思われるスタッフが再度書類を確認し、チェックインカウンターへ進むことができました。
チェックイン
書類はグランドスタッフが確認した後、さらにマネージャーによる確認があり、その間に超過手荷物料金の支払いを行うよう案内されました。
ニコのケージには「Live Animals(生き物)」のステッカーが貼られ、通常の手荷物用ベルトコンベアではなく、専用の台車でスタッフが運搬してくれました。
実際に感じたこと
しかし、万一に備えて出発3時間前にチェックインしたところ、書類確認や料金支払いなどで1時間以上かかりました。
なお、グランドスタッフによると、早く預けたからといってすぐ貨物室へ運ばれるわけではなく、動物は出発直前まで空調の整った保管場所で待機させるとのことでした。
成田空港到着後の検疫
成田空港に到着後、どこで待機すればよいかわからずグランドスタッフに尋ねると、荷物受け取りエリアで待つよう案内されました。
しばらく待っていると、グランドスタッフがニコの入ったケージを運んできました。
「ニコ」
名前を呼ぶと、小さく「ニャー」と返事をしてくれました。
その声を聞いた瞬間、無事に日本までたどり着けたという安堵感で胸がいっぱいになりました。
すぐに持参していたチュールを差し出すと、いつものように夢中で食べ始めるニコ。その姿を見て、ようやく長かった手続きが終わったのだと実感しました。
スーツケースを受け取った後は、そのまま動物検疫カウンターへ向かいました。
そこで関係書類を提出し、マイクロチップの読み取りを受けます。確認が終わると検疫証明書が交付され、すべての手続きが完了しました。
動物検疫に要した時間は30分足らずで、事前に想像していたよりもスムーズでした。
以上が、私がスリランカから愛猫ニコを日本へ連れて帰国した際の一連の手続きです。
準備には半年以上を要し、必要書類も多いため決して簡単な手続きではありません。しかし、一つひとつ確認しながら進めれば、決して乗り越えられないものではありません。
この記事が、海外で暮らす愛犬・愛猫と一緒に日本への帰国を考えている方の参考になれば幸いです。
なお、動物検疫制度や必要書類、航空会社の運送条件などは変更されることがあります。実際に手続きを進める際は、必ず農林水産省動物検疫所および出発国政府、利用予定の航空会社が公表している最新情報をご確認ください。
【後日談】
ちなみに帰国当日は、検疫にどれくらい時間がかかるかわからなかったため、ペット同伴で宿泊できる🔗タカノプライベートレンタルハウスを利用しました。








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