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2025年シンハラ・タミルの新正月、各儀式の吉兆時間と新年のシンボル

 

スリランカは4月14日に新年(正確には『シンハラ並びにタミルの新年』)を迎えます。
「4月が正月?」と不思議に思った方もいるかと思います。ヒンズー教タミル

古来スリランカでは、太陰暦の「බක් මාසය(バク・マーサヤ)4月」に祝い事が行われてきました。බක්(バク)という用語はサンスクリット語の「Bhāgyaバギャ=幸運」から由来しているとされています。
この月は最も太陽が高い位置にあるため最も太陽の恵みを受けられるとされ、元来は太陽によりもたらされる自然の恵みに感謝する祝い事でした。
太陽が星座(黄道12宮)に沿って一巡(魚座から牡羊座に移動)したこの日が暦年の始まりとされ「新年」として祝われるようになったようです。

そのため新年は、元は村など農村のコミュニティにとって重要な祝祭であり、新年に関係する習慣や儀式は村の生活に深く根付いています。新年の幕開けを祝うこの行事は、団結、文化的豊かさ、そして家族の結束感を強める大事な意味を持っています。その一つの新年の運動会については下記の記事をご覧ください。

新年の時刻や関連する儀式に適した吉兆時間(ネカタ:Auspicious Time)や方角や色は、国家占星術師委員会(State Astrologers’ Committee)のメンバーによるホロスコープ(占星術)によって決められ、スリランカ文化省(Department of Cultural Affairs)より発表されます。

2025年の主な時間は下記のとおりです。シンハラ語での儀式の名前と儀式の簡単な説明とともにご紹介します。

なお下で紹介するのはシンハラ正月ですので、タミル(ヒンズー)式の場合異なる部分がございます。なお、タミル式も含めた古来の新年の風習は、以前下記の記事をご覧ください。

●新年(アルットゥ アウルドゥ ウダーワ):4月14日 午前3時21分(※日本時間4/14-6:51)

新年の始まりとなります。多くの家庭でこの時間に爆竹を鳴らし新年を祝います。昔は、お寺の鐘や太鼓で吉兆時間を知らせていたとのことですが、近年はその爆竹が使用されています。
『FESTIVAL OF THE SUN GOD』(Sumitha出版)より
新年が近くなると、爆竹を売る露店が並びます↓。
吉兆時間を知らせる役割を果たす爆竹ですが、毎年事故も報告されています。さらには、爆竹の音に驚いて飼い犬や飼い猫、野生動物がパニックに陥いったり、抱卵中や育雛中の鳥が巣を放棄する恐れもあるため、動愛護団体を中心に爆竹の使用をやめるようにとの啓蒙活動も行われています。

かまど(台所)の使い初め(アーハーラ ピシーマ):4月14日 午前4時4分(※日本時間4/4-7:34)

かまどに火をつける時間です。
といっても現在の多くの家庭では台所ではなく、居間や庭先などに鉄板を敷いてその上に小さな七輪を置いて行うことが多くなっています。下記のように、七輪と素焼きの壺、薪も含めたセットも販売されています。
新品の素焼きの器にはココナツミルクを入れて沸騰させます。噴きこぼれ方でその年の運勢を見ます。今年(2025年)は、銅色/赤茶色の衣装で、の方角を見ながら点火すると良いとされています。
ミルクの沸騰(ミルクがあふれ出る)様子は豊穣を表しているといわれているため、勢いよくきれいに噴きこぼれると幸先が良いとされます。
このココナツミルクを使って、新年最初に作る料理はキリバット(ご飯をココナツミルクで炊きなおしたもの)です。
炊き上がったら大きな盆などに均一に広げ、冷めたら菱形や四角に切り分けます。

●新年の儀式(アーハーラアヌバワヤ/ガヌデヌキリーマ/ワダアッリーマ):4月14日 午前6時44分(※日本時間4/14-10:14)

『FESTIVAL OF THE SUN GOD』(Sumitha出版)より
新年の最初の食事(アーハーラ アヌバワヤ)となります。
たいてい母親(もしくは家長)が皆にキリバットを食べさせる(結婚式のケーキバイトをご想像ください)ところから始まります。そして、ブラッドの葉にお金を包んだものを渡しあい、目上の方(母親や父親)にぬかずいて挨拶をしたり、家族同士で新年の挨拶をしあいます(ガヌデヌ キリ―マ)。この一連の儀式は、年長者を敬い、両親の祝福を受けます。また、親戚や友人とプレゼントや挨拶を交わし、関係を新たにしお互いの過ちを忘れ、社会の平穏と幸福を維持する意味合いがあります。
キリバットなどとともに食卓に並べられる伝統菓子については、下記の記事をご覧ください。
↑『Betel Leaf - A symbol of fortune and prosperity(Daily Mirror-11 April 2017)』より転載
このブラッドは日本ではキンマと呼ばれるつる性の植物で、ハート形の光沢のある葉が特徴です。豊かさや繁栄の象徴とされており、スリランカでは慶事に欠かせないものです(この葉
にプワックの実を混ぜ合わせて噛みタバコとしても用いられています)。

その次は、それぞれの本業に関連のある動作(ワダ アッリーマ)をします。例えば学生ならば教科書を開いたり、仕事をしている人は仕事関連のものを動かす(畑仕事や、パソコン、ミシン掛け)などをして、仕事や学業が順調に行く事を祈願します。
下記絵の左ジャックフルーツの枝を鎌で、中から乳白色の樹液が出るまで叩くのも伝統的な風習で、乳白色の樹液を見ると幸運が訪れると信じられています。
『FESTIVAL OF THE SUN GOD』(Sumitha出版)より(※日本語は追記)

○プンニャカーラヤ(ノナガタヤ):4月13日午後8時57分~4月14日午前9時45分(※日本時間4/14-0:27~13:15)

聞きなれない言葉だと思いますが、プンニャカーラヤ(ノナガタヤ)は一時的な空白期間のことを指します。
新年は、太陽が魚座から牡羊座に移動したときが暦年の始まりとされ「新年」となります。つまり、魚座から牡羊座に移動中でどちらの星座にも属していない、つまり旧年でも新年でもない時間『プンニャカーラヤ(ノナガタヤ)』といいます。
『FESTIVAL OF THE SUN GOD』(Sumitha出版)より(※日本語は追記)
新年までのプンニャカーラヤの時間(今年は4月13日午後8時57分~4月14日午前9時45分)に何かを生産する行為(仕事=利益を生産、料理=食を生産など)するのはよくないといわれています。この時間は儀式に専念する時間でもあります。
そのため、この時間帯の前までに仕事や料理を済ませ、かまどの火を消さなければなりません。また、新年に食べるご飯などはこの時間前までに作らなければなりません。
つまり今年は、火を使う食べ物などの用意は4月13日の午後8時57分より前にすべて終わらせておかなければなりません。そして、この時間帯は仕事や用事事もやめ、静かに家で過ごしたり寺院に出向いたりして過ごします。
『FESTIVAL OF THE SUN GOD』(Sumitha出版)より
健康を願い頭にオイルを塗る儀式(ヒサテル ゲーマ):4月16日午前9時4分の方角・緑色の衣装
通常新年の儀式は各家庭内で行われることが多いですが、ヒサテル ゲーマは伝統的にその地域の長老や寺院の僧侶が行うことになっています。そのため村や町の寺院がこの儀式を主催することも多くあります。
『FESTIVAL OF THE SUN GOD』(Sumitha出版)より
新年最初の仕事のために家を出る吉兆時間(レキラクシャ サンダハ ピタットワヤーマ):4月17日午前9時3分・北の方角・金色の衣装ですが、近年ではここまで厳密にやる家庭は少なくなっています。

<新年のシンボル>
ところで、春夏秋冬がはっきりしている日本と比べると、スリランカは季節の移り変わりが無いように見えますが、スリランカでは、果物の時期や植物の開花などでも暦をよんでいました。
4月の新年が近づくにつれ、Erabadu(Erythrina fusca)と呼ばれるマメ科の花(日本のデイゴと同じ仲間)と呼ばれる花がさき、マンゴー、ランブータン、カシューナッツ、ジャックフルーツなど、果物の豊富な時期にもなります。さらに、この時期にオニカッコウが繁殖期を迎え、オスは繁殖期特有の鳴き声を発します。
これらは新年のシンボルとして、新年の記事の挿絵や商業施設の飾りつけ、グリーティングカードなどに描かれます。

Aカシューの果実と葉です。実の先端にある勾玉状のものがカシューナッツです。カシューは、元はスリランカにはなく(ブラジル原産)、16世紀にポルトガル人の船員によって持ち込まれた植物ですが、3~4月に結実期を迎えることから、こちらも新年のシンボルとなっています。

BCで牡羊座と魚座のシンボルマークが描かれているのは、太陽が魚座から牡羊座に移動したときが新年とされているためです。

Dはシンハラ語でコハと呼ばれるオニカッコウ(Asian Koel)です。オニカッコウがちょうど新年の前ごろから繁殖期を迎え、オスは遠くまで響くくらいの甲高い声でさえずります。
そのため、この鳴き声が聞こえてくると新年が近いとされ「新年を呼ぶ鳥」としてのシンボルとされています。ちなみにオスは全身がカラスのように黒色をしていますが、メスはごま塩のように白黒のまだら模様をしています。

<イラストで見る「新年」を象徴するものとシンハラ・タミル新年の違い>
上記のイラストは新聞記事などで見かける新年のイラストです。
多くのイラストなどはシンハラ式の正月の様子のイラストが多いですが、新聞記事などに使われるイラストには公立性を持たせるためにシンハラ式タミル(ヒンズー式)両方のイラストが描かれています(向かって左のテーブルがシンハラ式、右がヒンズー式)。

左のシンハラ女性はルンギ(チェーッタ)と呼ばれる巻きスカートをはいています。これはサリーがインドより伝わる前のスリランカの伝統的な女性の衣装でした。
右のタミル女性はサリーを着て、額にビンディをつけています。
シンハラ側には仏教寺院の仏塔()が、ヒンズー側にはヒンズー寺院(コーヴィル)が描かれています。
新年のテーブルセッティングも、左のシンハラ式には上記で紹介したキリバットやコキス、キャウンなどのお菓子が見られます()。右のヒンズー側には、ヒンズー教の慶事で使われるカラッシュ(銅製の壺)にマンゴーの葉、ココナツとジャスミンの花で装飾されています()。
まずイラストで必ず描かれるのは「太陽」。上記で紹介したように、もとは新年というのは太陽と、太陽によりもたらされる自然の恵みに感謝する祝い事でした。そのためのように収穫物(特に主食である稲)も描かれています。
またブランコも描かれていますがブランコ遊びは太陽神に捧げる遊びで、ブランコの上下(揺れ)はそれぞれ日の出と日の入りを表しています。
は上記でも説明したErabadu(Erythrina fusca)と呼ばれるマメ科の花です。Erabaduはちょうど新年の時期に咲く花なので、新年を象徴する花として描かれています。は上記でも説明したブラット(キンマ)の葉です。

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