世界の笑顔のためにプログラム🇱🇰寄贈品募集

11/2追記)本文記載の「世界の笑顔のために」プログラムの秋募集は10/31で募集締め切りとなっています。
ーーーーーーーーー
本日10/6は、日本の外務省と独立行政法人国際協力機構(JICA)が1987年に制定した『国際協力の日』です

1954年の10/6に日本が初めて国際協力の援助国として、アジアや太平洋地域の国々の経済や社会の発展を支援する国際組織「Colombo Plan(コロンボプラン)※」に加盟した日に因んでいます。

※【コロンボプランとは?】
正式名称は『アジア及び太平洋の共同的経済社会開発のためのコロンボ・プラン(The Colombo Plan for Cooperative Economic and Social Development in Asia and the Pacific)』で、第2次世界大戦後最も早くに組織された開発途上国援助のための国際機関です。
1950年1月にスリランカ(当時の国名は"セイロン")のコロンボで開催された「イギリス連邦外相会議」により設立が決定され、翌1951年7月から南アジアと東南アジアの人々の経済・社会的発展のための協力事業として発足されました。
当初イギリス連邦諸国の加盟国7カ国でスタートしたこの組織は、現在では非英連邦諸国を含む27カ国が加盟しています。
現在もスリランカのコロンボに事務局が置かれています。

日本はコロンボプラン加盟から政府ベースの技術協力を始め、これが日本における政府開発援助(ODA)の開始とも言われています。

JICA(独立行政法人 国際協力機構)では、開発途上国で必要とされている関連物品を募り海外協力隊や在外事務所を通じて、現地の人々へ届ける「世界の笑顔のために」プログラムの秋募集を開始しています。
日本でもう使われず仕舞い込んである物でも、必要としている人々が世界にはいます。
「自分(や家族)はもう使わないけれど、欲しい人がいるなら役立てたい」
そんな気持ちをつなぐのが、この「世界の笑顔のため」プログラムです。

📝JICA「世界の笑顔のために」プログラムとは?↓↓↓

スリランカには、先月より2年4カ月ぶりに2名の青年海外協力隊員が配属されています。
それぞれの活動分野は「野球」と「音楽」

それぞれの活動を広げるために、今募集のスリランカでは下記の通り、野球ボールやグローブなどの野球用品ソプラノリコーダやアルトリコーダーなどの管楽器英語の音楽科教本や楽譜を募っています。

▶▶2021年度秋募集「世界の笑顔のために」プログラム『スリランカ』募集物品◀◀
※寄贈国にスリランカが含まれるもののみピックアップしています。
●野球
硬式ボール・軟式ボール(A号球又はM号球のみ)・硬式バット・一般硬式用金属バット・硬式野球グローブ※左右問わない・硬式野球キャッチャーミット・キャッチャー用具一式(マスク、プロテクタ、レガース、ヘルメット)・硬式野球ヘルメット・野球ユニフォーム(白一色のもの)
ユニフォーム類は洗濯済でほつれ等のない物。

●管楽器
バスリコーダー ・テナーリコーダー・アルトリコーダー・ソプラノリコーダー・ジャーマンリコーダー 
状態の良いもので、ハードケース入りが望ましい(管・弦楽器)。おもちゃの楽器は受付不可。

●そのほか音楽関連
楽譜(合唱,合奏,リコーダー,オーケストラ用(英語歌詞)・ピアノ教本※日本のヒット曲以外 ・音楽科教本(小・中・高校向け(英語版)5種類希望)

◆注意事項◆
1.募集数量に達した物品や、募集期間、搬入締切日を過ぎた物品については受付不可
2.応募の多く見込まれる物品は、募集状況により、一団体、個人からの応募数を制限する場合あり
3.送料は送り主負担(自己負担)
4.汚れの著しい物品、壊れている物品、募集物品以外の物品や事前申し込みのない物品を送付された場合は、料金着払いにて返送
5.安全上、破損しているもの、劣化の激しいものは受付不可。

◆問い合わせ先◆世界の笑顔のために」プログラム窓口
TEL:03-5226-9196(受付時間:平日10時~12:30、13:30~17:00)
FAX:03-6672-1723/ E-Mail: jicajv-egao@jica.go.jp

スリランカ以外の寄贈国の要請品では、積み木などの玩具コンパス、版画道具、水彩画セット、書道用品など学校で使用していたもので、現在使わなくなったであろうものや、着物や子供用浴衣など和装品などご家庭で使わず眠っていることの多い用品も含まれています。
面白いものでは、「ALWAYS三丁目の夕日」、「万引き家族」、「誰も知らない」、
「おくりびと」、「ピンポン」などの邦画DVDもあります。

是非一度下記の場集物品一覧にも目を通していただけたらと思います。
📝募集物品一覧(PDF)
公募期間:2024年10月4日〜10月31日
※募集状況により、記載されている寄贈国以外に寄贈される場合もあります。

【日本が関わるスリランカの野球⚾️
スリランカで人気の球技といえばクリケット。
スリランカで野球はまだまだマイナーなスポーツです。
2002年に青年海外協力隊として初代野球隊員が派遣されれたのを皮切りに、現在に至るまで短期野球派遣などを含めると約20名の野球隊員がスリランカの野球の普及に尽力してきました。

2017年に実施された西アジアカップで初めて優勝。同年に台湾で開催されたアジア上位8か国が参加できるアジアチャンピオンシップに出場するに至りました。
2019年7月には、スリランカにおいて初めての野球の国際大会(西アジアカップ)がスリランカにて開催され、この大会でも優勝を果たしました。
スリランカにある唯一の野球場「スリランカ-ジャパン フレンドシップ球場」は、2012年に日本の支援の下作られました。

2021年8月の最新世界ランキングでは41位(85カ国中)となっておりこれからの更なる成長も期待されています。

スジーワ ウィジャナーヤカさんを知っていますか?彼は、社会人野球全国大会の審判員の資格を持つ日本野球連盟に所属する唯一人の外国人審判です。テレビや紙面などメディアにも多く取り上げられているので、覚えているかたもいるかもしれません。
クリケット選手だった彼は、日本の高校にあたる1999年から野球を始めたといいます。
2002年の時に青年海外協力隊員で初代スリランカ野球監督の植田一久氏と出会い、スリランカ選抜チームの選考練習に参加しました。その後、スリランカ・ナショナルチームのエースピッチャーを務めました。
2006年には立命館アジア太平洋大学に留学し、卒業後は福岡のホテルで働きながら、アマチュア審判としてグラウンドに立っていました。2015年には春の選抜高校野球で塁審を務めました。
東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会で野球・ソフトボール競技の運営役にもなり、現在も日本で活動しながら日本とスリランカを結ぶ架け橋ともなっています。

日本が関わるスリランカと西洋音楽♪】
スリランカの音楽教育はまだまだ伝統音楽が主流となっており、さらには「音楽」の教科自体も選択科目となっているため、履修者だけでなく西洋音楽の教員や教材の不足や質の向上が課題となっています。
西洋音楽の普及・実技指導の質の向上のため、これまでに教員養成大学を中心に、青年海外協力隊員やシニアボランティアなど、これまでに約20 名の音楽ボランティアが派遣されています。


コメント

このブログの人気の投稿

サリー(オサリヤ)の魅力と、着るときのポイント(注意点)

[スリランカ入国]入国カード(Arrival Card)が、オンラインで申請・提出可能になりました

スリランカ航空直行便 金曜(コロンボ発)・土曜日(成田発)フライトにご注意