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【スリランカの伝統菓子】正月に食べる『ケウィリ』(コキス、ドドルなど代表7菓子)

スリランカは4月14日の午前8時41分に新年(シンハラ・タミルの新年)を迎えます。

スリランカのお正月についてはひとつ前の記事でご紹介していますので、正月に行われる儀式の内容や新年のシンボルなどについては、下記記事をご参照ください。
シンハラ・タミルの新年(2022年)(←タイトルをクリックすると該当記事にリンクします)

今回は、スリランカ(主にシンハラ人)の伝統菓子についてご紹介します。

スリランカの正月(1月の新年も4月の新年も)には、おせち料理のようなものではなく、さまざまな伝統菓子『ケウィリ(කෑවිලි)』が食卓を彩ります。
オイルで揚げたり、砂糖やヤシ蜜で煮詰めたりしたものが多く、どれも日持ちがするため、お土産としても利用されています。

もともとは各家庭で作られていましたが、現在では店で購入する人が増えています。新年が近づくと、スーパーの一角にケウィリの販売コーナーが設けられたり、インターネットでも販売されたりします。また、ホテルなどでも新年向けのケウィリセットの広告を目にするようになります。
(↑上記画像はネット広告より)

代表的なお菓子紹介
1.コキス
この揚げ菓子は、シンハラ人とヒンズー教徒のタミル人に共通する定番の正月菓子です。

米粉(小麦粉を使うレシピもあります)に卵を加え、ココナツミルクで溶いたターメリック入りの生地にコキス型(写真の法輪型のほか、蝶などの型もあります)を浸し、そのまま熱した油で揚げたものです。

甘い菓子が多い中、こちらは塩味のさっぱりとした味わいが特徴です。
↑コキスの揚げ型(ネットショップのDaraz.lkより画像転載)

2.コンデキャウン
米粉、小麦粉、キトゥルヤシの蜜、挽いたカルダモンを加えて作った生地を、熱した油の中央に置いた型に少しずつ注ぎ込み、ボール状に仕上げていきます。 
中央が盛り上がった様子が髪をお団子状に結った姿に見えることから、「コンデ(シンハラ語で『髪』)」+「キャウン」と呼ばれています。

3.アッガラ
炒った米粉にキトゥルヤシの蜜と削りココナツを混ぜて固めたものです。
通常はボール状に丸めたものをよく見かけます。

4.アースミ
米粉にココナツミルクとオクラの絞り汁を混ぜて液状にしたものを、5本の指を使って放射状に油で揚げ、温かいうちに二つに折って半円形にし、その上からアイシングを施したものです。

5.ムング(ムーン)キャウン
米粉とムング豆(緑豆)の粉、挽いたカルダモンに砂糖と水を加えて煮て作った餡を紡錘形に整え、小麦粉と米粉を混ぜてターメリックで色を付けた生地にくぐらせて揚げたものです。 

6.アルワ
炒った米粉にココナツシロップ(または砂糖シロップ)、カルダモン、刻んだカシューナッツを加えて混ぜて固め、切り分けたものです。
落雁に似た食感のお菓子です。

7.ドドル
米粉、粉状にしたキトゥル蜜糖、ココナツミルクを混ぜたものを鍋で煮詰め、型に流し込んで固めたものです。
ういろうに似た食感と味が特徴です。
ドドルは各地で販売されていますが、霊山スリーパーダ(アダムズピーク)の参道で売られているものが特に有名で、登山のお土産として買い求める人も多くいます。
おせち料理とはひと味違う、色とりどりの伝統菓子が並ぶスリランカのお正月。新年を迎える人々の願いや家族の団らんが詰まった「ケウィリ」は、スリランカならではの食文化を感じられる存在といえるでしょう。
新年の時期にスリランカを訪れる機会があれば、ぜひ伝統菓子「ケウィリ」を味わいながら、現地ならではのお正月の雰囲気を楽しんでみてください。

【関連記事】

📝『シンハラ・タミルの新年(2022年)ー新年の食卓ならびにシンボル解説

📝『新年の運動会(アウルドゥ ウッサワヤ)

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