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スリランカ旅行の人気のアクティビティの一つが、列車の乗車体験です。
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特に山間部を走るアップカントリーラインは、「高原列車」「紅茶列車」とも呼ばれ、外国人観光客のみならずスリランカローカルにも人気が高い路線のため、海外からの旅行シーズンやスリランカのスクールホリデー期間、土日や連休などは当日中(人気列車は発売開始直後)に完売となる日も多く出ています。
そんな人気の列車の旅ですが、多くの観光客が乗車するキャンディ~ヌワラエリヤ(ナーヌオヤ駅)間は早い列車でも約4時間(車移動なら約2.5時間)、ヌワラエリヤ(ナーヌオヤ駅)・エッラ間は約2時間半(車移動なら約1.5時間)。
しかもこれらの列車は、コロンボが始発のためキャンディ駅、ナーヌオヤ駅に来る頃には遅延が大幅になっていることも多く、正直なところ、移動手段としてはあまりおすすめできない面もあります。
『移動手段ではなく、観光として列車乗車を楽しみたい‼』
そんな方に最適な列車が2024年4月より運行を開始しています。列車の名は『カリプソ (Calypso) 号(列車No.1232/1234)』。📍バンダーラウェラ(Bandarawela)駅と📍バドゥッラ(Badulla)駅間の約30kmを運行する4両編成の列車です。
カリプソ号は、エッラ周辺で列車旅を気軽に楽しみたい旅行者向けに運行されている観光列車です。ナインアーチブリッジの上で停車するほか、展望車やオープンデッキなど通常の列車にはない設備が魅力となっています。
この区間はアップカントリーラインらしい紅茶畑が延々と続く区間ではありませんが(ナインアーチブリッジ付近など紅茶畑はある)ものの、この列車は列車の乗車が最大限に楽しめる、特徴的な2種類の客車が連結しています。
2025年5月追記)現在カリプソ号は、土日のみの運行となっています。
2025年5月追記)2025年4/8より、毎週火曜日はヌワラエリヤの最寄り駅であるナーヌオヤ(Nanu Oya)駅からデモダラ(Demodala)駅までの運行を開始したようです⇩。
1つ目:展望席(OFV車両)
木製の重厚なつくりのこの客車。客車の外観もレトロなつくりで趣がありますが、この客車の魅力はもちろん客席。客車内の座席はすべて車窓側を向いて設置されています。座席は固定で動かすことはできません。OFV-A車両内部も木製で、荷物棚の下の透かし彫りがとても素敵です。レトロな雰囲気の客車ですが、コンセント(BFタイプ)がついているので充電をすることもできます。窓は下方向に格納できるようになっており、開け放した時に視界を遮りません。座席はありませんが、手すりがついています。走行中は立ったままになります。
一部区間(エッラ⇒バンダーラウェラ⇒エッラ⇒デモダラ⇒エッラ間)では、ギターとシンガーが一緒に乗車し、主にこのオープンデッキで生演奏や歌を歌っているので、一緒に歌ったり踊ったりして乗車を楽しむことが出来ます。そして、オープンデッキ車両の片側にある売店では、なんとビールも販売されています。
スリランカでは公共の場での飲酒は禁止されているため、通常の列車では飲酒をすることが出来ませんが、この列車に限りここで販売されているお酒のみ車内で飲むことが出来ます(お酒の持ち込みは禁止。また駅構内など下車しての飲酒は不可)。
【カリプソ時刻表】
2024年6月時点の時刻表は下記の通りとなります。
この列車は、ナインアーチブリッジ(Nine Arch Bridge)の上で10分間停車します。ナインアーチブリッジは、エッラ(Ella)駅とデモダラ(Demodara)駅間にあります。この停止している間に一時的に下車することも可能です(※注意:再乗車時にチケットの提示を求められるので、必ず携行して下車してください)
ナインアーチブリッジ(Nine Arch Bridge)は1921年に完成した10の橋桁(9つのアーチ)からなる橋で、鉄鋼を使用せず建設されているのが特徴です。完成から100年以上たちますが、現在も現役の橋です。
最近では、目黒連さんが出演する『キリン午後の紅茶』のCMに登場するため、見覚えのある方もいるかもしれません。
最近では、目黒連さんが出演する『キリン午後の紅茶』のCMに登場するため、見覚えのある方もいるかもしれません。
↑↑キリン 午後の紅茶 「紅茶の聖地」篇 60秒(7秒のところに映るのがナインアーチブリッジです)
※このCMはいくつかの場所で撮影されており、この記事で紹介する『カリプソ号』の運行区間で見られるのはナインアーチブリッジ(Ella-Demodara駅間)のみです。紅茶工場(ヌワラエリヤのPedro Tea Factory)はカリプソ号の運行区間ではアクセスすることはできません。
【カリプソ展望席(OFV)料金】
2024年6月現在、モーニングラウンドトリップ(列車番号No.1232)、アフタヌーンラウンドトリップ(列車番号No.1234)ともに、どの区間でも一律1,000LKRとなっています。No.1232はデモダラで折り返しNo.1234号となり、そのまま乗車も可能ですが、その場合それぞれの乗車券(No.1232/No.1234)を購入する必要があります。
2025年追記)上記で紹介したニュース記事によると、ナーヌオヤ(Nanu Oya)ーデモダラ(Demodala)間はLKR10,000とのこと。
【チケット購入場所】
カリプソ運行区間の停車駅の窓口で購入できます。購入するには、乗車する人数全員分のパスポート番号(スリランカ人は国民ID番号)が必要です。事前購入も可能ですが、2024年6月時点ではオンラインでの購入はできません。
【どの区間に乗る?】
この区間の列車で多くの方が滞在している場所はエッラ(Ella)かと思います。
そのため、エッラを拠点とした場合、
❶朝のパターン(列車乗車時間約26分)※ナインアーチブリッジあり
デモダラ(Demodara)駅まで車/スリーウィーラーで移動(エッラタウン中心部から約6.5km/約15分)
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9:40 デモダラ駅乗車
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ナインアーチブリッジ(10分間停車)
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10:06 エッラ(Ella)駅下車
❷昼にかけてのパターン(列車乗車時間約27分)※ナインアーチブリッジあり
11:46 エッラ(Ella)駅乗車
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ナインアーチブリッジ(10分間停車)
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12:13 デモダラ(Demodara)駅下車
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エッラまで車/スリーウィーラーで移動(エッラタウン中心部まで約6.5km/約15分)または、13:00デモダラ(Demodara)発の折り返し(※列車番号が変わるため、別途指定席乗車券の購入が必要)に乗って、エッラ駅(13:25)下車
❸夕方にかけてのパターン(列車乗車時間約28分)※ナインアーチブリッジあり
15:50 エッラ(Ella)駅乗車
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ナインアーチブリッジ(10分間停車)
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16:18 デモダラ(Demodara)駅下車
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エッラまで車/スリーウィールで移動(エッラタウン中心部まで約6.5km/約15分)❹朝のパターン(列車乗車時間約31分)※ナインアーチブリッジなし
10:06 エッラ(Ella)駅乗車
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10:37 バンダーラウェラ(Bandarawela)駅下車
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エッラまで車/スリーウィーラーで移動(エッラタウン中心部まで約12km/約25分)または、11:00バンダーラウェラ駅発の折り返し(※列車番号は変わらないため、新たに指定席乗車券買う必要は無し)に乗って、エッラ駅(11:46)下車
多くの方はナインアーチブリッジが含まれる区間を選ぶと思いますが、エッラ〜バンダーラウェラ間も田園風景や山あいの景色、小さな鉄橋、ヒンドゥー寺院や仏教寺院など、車窓を楽しめる見どころが続きます。
時間に余裕がある方は、10:06エッラ発でバンダーラウェラまで往復した後、そのままデモダラまで乗車するコースがおすすめです。途中でナインアーチブリッジも楽しめるため、カリプソ号の魅力を十分に満喫できます。
お弁当を持って乗車するのもいいですし、車内販売でスナック類や飲み物を購入して、車窓を眺めたり、オープンデッキで音楽を聴いたり、一緒に歌ったり踊ったりと、カリプソ号の魅力を存分に味わうなら、時間に余裕を持って、できるだけ長い区間を乗車するのがおすすめです。



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