快適に安く‼人気観光地「エッラ(Ella)」に行く方法と１泊２日モデルプラン（弾丸日帰りも可能）

 

エッラ(Ella)はスリランカの山間部にある海抜1,041メートルの町です。

エッラの魅力を端的に言うと、山間部ながらヌワラエリヤほど気温が下がらないので過ごしやすく、エッラロックやリトルエッラ(リトルアダムスピーク)など登山やハイキング、滝や洞窟など中心部から5km圏内で多くの自然系のアクティビティが楽しめる一方で、夜遅くまで開いているレストランやバーも多くタウンライフも楽しめることにあるかもしれません。

最近では、目黒連さんが出演する『キリン午後の紅茶』のCMに、エッラ近郊(エッラタウンからは約2.4km)にあるナインアーチブリッジ(Nine Arch Bridge)が登場します。ナインアーチブリッジは1921年に完成した10の橋桁(９つのアーチ)からなる橋で、鉄鋼が一切使われていないことが特徴です。完成から100年以上たちますが、現在も現役の橋です。

橋の上を歩いたり、橋の上から通り過ぎる列車を眺めたりすることもできます。

📝乗車しながらまた降車してナインアーチブリッジを楽しめる景観列車カリプソ号ついては、以前の記事で紹介していますので、こちらもご参照ください⇒『🔗新しい列車アクティビティ：乗車体験と景観と音楽を楽しめる『カリプソ (Calypso) 』号』

↑↑キリン 午後の紅茶　「紅茶鉄道に乗って」篇　60秒（20秒のところに映るのがナインアーチブリッジです）

※このCMはいくつかの場所で撮影されており、エッラ近郊(タウンから2.4km)で見られるのはナインアーチブリッジ(Ella-Demodara駅間)のみです。紅茶畑の連なる場所や茶摘み風景(Hatton駅手前からTalawakele駅あたりにかけて)は別の場所となります。

↑↑キリン 午後の紅茶　「紅茶の聖地」篇　60秒（７秒のところに映るのがナインアーチブリッジです）

※このCMはいくつかの場所で撮影されており、エッラ近郊(タウンから2.4km)で見られるのはナインアーチブリッジ(Ella-Demodara駅間)のみです。紅茶畑や紅茶工場(ヌワラエリヤのPedro Tea Factory)は別の場所となります。

↑リトルエッラロック(別名リトルアダムスピーク)はエッラタウンからも歩いていける距離(約2.5km)で山自体も１時間かからずに登れる難易度の低い山ですが、エッラロックを含めた周囲の景色が一望できる美しい景観の場所です（※山だけに日差しが強いので早朝の登山がお勧めです）。

↑エッラのタウン内からでも、エッラのシンボルともいえるエッラロック(Ella Rock)が見られる宿も多くあり、まさに高原のリゾートエリアともいえます。

【エッラまでどのように行く？】

周遊ツアーやツーリストカーを利用して旅行する場合、シギリヤ方面からキャンディ(Kandy)、ヌワラエリヤ(Nuwara Eliya)を経てエッラを通過してゴール(Galle)に立ち寄り、空港（またはコロンボ立ち寄り）に向かうのがよく利用されるルートです。このような行程の場合、観光を含めるとキャンディに１泊、ヌワラエリヤまたはエッラに１泊、ゴールまたはコロンボに１泊など、このルートの箇所だけでも最低２泊は欲しいところです。

しかし、コロンボからエッラへは、高速道路を利用して片道約４～４時間半で行くことが出来ますので、コロンボからエッラのみに行く場合は、１泊２日でも滞在時間も十分に行って帰ってくることが出来ます。しかもこのルートだと、全行程約330kmのうち、約200kmが高速道路の利用区間のため、渋滞もなくスムーズに移動が出来て移動時間の予測が立てやすいうえに、エッラに到達する最後約25km以外は、曲がりくねった道が少ないルートとなりますので、車酔いしやすい方にもおすすめのルートになります。

鉄道の旅も人気ですが、コロンボ(フォート駅)からエッラまでは最速でも９時間10分かかります。

【エッラまでの高速バス】

タクシーやツーリストカーでの移動が一番楽ですが、安くかつ快適に移動したい場合は、高速バスの利用がお勧めです。

現在、🔗NCG Expressというバス会社による高速バスが、コロンボ近郊のマークンブラ(Makumbura)からバドゥッラ(Badulla)間で毎日２便(午前便・午後便)運行しています。

料金は、2024年６月時点で、1人片道LKR2,400となります(最終のバドゥッラまで行かずにエッラで下車しても同額)。

【高速バスの時刻表】

※時刻や運行本数は変わる可能性があります。

※復路の午後便(17:30 Badulla発)は、Makumbura到着後に最終的にコロンボ(Pettah)に行くので、Makumburaで降りずにコロンボまで乗車可能です。

（注意）往路の始発となるMakumbura Multimodal Center (MMC) はコロンボ近郊にあるバスターミナルです。ゴール(Galle)行きなど、高速を利用する近～長距離バスが出ています。コロンボからは約20kmの位置ですが、コロンボからこのバスターミナルまではどのルートも交通量が多く渋滞しやすいため、移動時間は余裕をもって１時間強見ておくことをお勧めします。

Makumbura Multimodal Center (MMC)での乗り場はB４(変わる可能性があります）

バスは、大型バスでA/C車両となります。

車内は中央の通路を挟んで横４席×12列(最後部は５席)の全49席となっており、シートはリクライニング―シートになっています。

【座席の予約】

座席の予約方法は、電話(※スリランカ国内から0761382300)またはNCG ExpressのWEBサイト(※Sign Upでアカウント作成が必要)のいずれかで行うことが出来ます。電話予約の場合の支払いは乗車時(乗車中に乗務員が集金)となります。ネット予約の場合の支払いはクレジットカードによる事前払いとなります。電話予約の場合は、女性一人の場合は基本的に隣の席には女性の席を配置してくれます。ネット予約の場合は、座席表で現在予約している場所が女性か男性か色分けで知ることが出来ます。

↑電話予約の場合、予約完了後に通話した電話番号宛てに予約確認のSNS(上記参照)が届きます。また、乗車日前日(午後便の場合は当日のことも)には乗車確認の電話もきます。（※ネット予約の場合のコンファメーションや再確認の連絡の有無は未確認）

【モデルプラン】

エッラという町はコンパクトかつ、タウン内からもエッラロックなど山間部の景色が楽しめるので、❶のプランでも十分に満喫できるかと思います。

逆に❷のプランでは、エッラだけでは時間を持て余すかもしれません。

そんな時は、エッラ発の観光ツアーに参加したり、観光施設のアクティビティティを楽しむのも良いでしょう。

エッラでは、有料で楽しめる下記のようなアクティビティもあります

① エッラロックを眺めながらプールを楽しむ→🔗RAVANA POOL CLUB BY 98 ACRES

② エッラロックを眺めながらジップラインを楽しむ→🔗Mega Zip line

③ 山間部を四輪バギー(ATV)で駆け抜ける→🔗ATV Sri Lanka

④ アブセイリング(キャニオニング)体験→🔗Abseiling※要事前予約

⑤ 茶園＆紅茶工場訪問→🔗UVA HALPEWATTE TEA FACTORY TOUR

⑥ ２階建てバスで回るエッラ近郊１日ツアー→🔗Ravana Odyssey

その他、エッラを拠点に乗車できる景観列車カリプソについては、以前の記事で紹介していますので、こちらもご参照ください⇒『🔗新しい列車アクティビティ：乗車体験と景観と音楽を楽しめる『カリプソ (Calypso) 』号』

【どこに泊まる？】

エッラにはデラックスタイプのホテルやヴィラから、ドミトリーやゲストハウスなど様々な価格帯の宿泊施設があるので、予算や希望の過ごし方(「眺めの良いホテルでゆっくりしたい」など)に応じて宿泊施設を選ぶと良いかと思います。

高速バス利用の場合、降車後の移動手段は徒歩またはスリーウィーラーになりますので、気軽に出歩きたい、夜はホテル以外で食べたい方はタウン内の宿泊施設が便利です。ナインアーチブリッジやリトルアダムスピークに徒歩で向かおうとしている場合は、タウン近くかつエッラ・パッサラロード(Ella-Passara Road)沿いが便利です。

【エッラからの乗車場所】

エッラは通過場所であり、大きなバスターミナルがあるわけではありません。下車する際はさほど問題はないですが、乗車する際は始発でないため、時間や乗車場所に注意が必要です(エッラ到着予定時刻の10分前には待機していることをお勧めします)。

基本的にエッラの乗車場所はElla Bus Standになります。目印となる場所として、🔗地図：Oakray Ella Gap Hotelがあります。このホテルからバススタンドまでは１分もかからない距離です。

《旅行前に・旅行のお供にお勧めガイドブック》

🔗スリランカ旅行のバイブル『地球の歩き方』

🔗女子旅のバイブル『aruco』

🔗スリランカ在住の写真家でコラムニストの石野明子さんによるスリランカガイド『五感で楽しむ！輝きの島スリランカへ』

その他⇒『🔗Amazon/スリランカ関連本』