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空港再開時期はいつ??ニュース報道でみる動向(随時追記)

※12/2追記あり

一つ前の8/5投稿で「スリランカの観光渡航の再開が遅れている理由は?」(←タイトルをクリックで該当記事にジャンプします)という記事を投稿しました。

それから約1か月半。9/17時点でも空港の再開日については明言されていません。

空港再開が遅れている理由や状況、政府の方針について、再開の見通しについて報道の時系列でご紹介します。

各報道タイトルをクリックすると、該当記事にジャンプします。

【2020年9/4 Daily Mirror掲載】
Too early to re-open airports: Minister」(空港再開するのはまだ早期すぎる)
政府は空港再開時期をまだ検討中であると保健大臣が述べています。
政府の最優先事項は世界各地で足止めされているスリランカ人を送還することで、これまでに約2万6000人のスリランカ人が送還(帰国)した一方で、約5万8000人がまだ送還されておらず、スリランカ国内の安全を優先事項に、適切な計画に基づいて受け入れていくと述べられています。

【2020年9/12 Daily FT掲載】
Airport reopening pushed back indefinitely」(空港再開は無期限延期に)
 現在のスリランカ政府の最優先事項は、COVID-19の拡散を封じ込め、世界各国で足止めされているスリランカ人を本国(スリランカ)に送還することで、空港の再開時期については、保健省(Health Ministry)とCOVID-19予防対策委員会(COVID-19 Prevention Task Force Committee)の承認を経て決定すると述べられています。

2020年 9/16 NEWSWIRE掲載
Tourism Ministry clarifies reopening of airports will not be extended to April next year」(空港の再開が来年4月まで延びることはない)
「スリランカの空港の再開が2021年4月まで延長される」というにたいして、観光省の広報は「再開日はまだ確定されていないが、来年まで延長されることはない」と反論しています。
空港の再開が、当初の8月から延期されたのは、Kandakaduリハビリテーションセンターで発生(補足7/10第一報)した集団感染のために遅延を余儀なくされた上、COVID-19のパンデミックのために海外で足止めされたスリランカ人の送還を完了することに焦点を合わせているためとここでも述べられています。

2020年 9/16 NEWSRADIO掲載】
Airports wont reopen until clearance by officials」(空港は保健当局の許可が下りるまで再開しない)
観光大臣は、スリランカ国内約2,200万人の国民の安全が保証されているという、保健当局の認可がでるまで、空港は再開しないと述べています。

2020年 9/17 Daily Mirrorニュース映像】
動画「The Government is considering limiting the number of flights arriving in Sri Lanka to one a day」(スリランカ送還の到着便を1日1便に制限することを検討)
スリランカへの送還者のうち、PCR検査の結果、陽性となる到着者が増えていることから、政府はスリランカに到着する便を、1日1便に制限することを検討していると述べられています。

2020年 9/17 Sri Lanka Tourism Development Authority】
動画「 Chairperson of Sri Lanka Tourism, Mrs. Kimarli Fernando answers some of the most frequently asked questions from us」(政府観光局会長が、現在多く寄せられている質問に回答)
空港の再開時期については、保健当局の決定に委ねられているけれども、来月または再来月(1-2か月後)になるだろうと述べています。
空港の再開が遅れているのは、海外にはまだ54,000人の送還予定者がいること。スリランカのPCR検査数ならびに隔離検疫施設の収容数に限りがあること、そして世界でのCovid-19の第2波、第3波が懸念されているためと述べています。

2020年9/22追記
2020年 9/20 The SUNDAY TIMES
Three ministries work out plan to revive tourism」(3省庁が観光復興のためのプランを練る)
観光産業を復活させるために、11 月から観光客に向けて空港を開ける(入国を受け入れる)承認を求める案を計画。
主な計画案は、最低5名以上(最高100名)のグループで受け入れる。1~3か月など長期滞在予定者を優先に受け入れる。BIA(バンダラナイケ国際空港-通称コロンボ空港)ではなく、MRIA(マッタララージャパクシャ国際空港)を受け入れ玄関とするなど。

2020年10/5追記
2020年 10/3 The SUNDAY MORNING
BIA services halted till Q1 2021」(コロンボ空港(BIA)のサービスは2021年第1四半期まで停止)
観光大臣によると、バンダラナヤケ国際空港(BIA:通称コロンボ空港)の観光客入国受け入れは、2021年の第一四半期(3月)まで停止している。これは、WHOが冬季節にパンデミックの悪化を予測してるため。
しかし、保健省やCovid-19対策委員会の承認が下りれば、それ以前に入国受け入れ再開する準備はできていると発言。

2020年11/18追記
2020年 11/17 Daily Mirror
Tourism sector proposes to open country for global travellers under options」(観光業界は、外国人旅行者のための入国受け入れを提案)
観光大臣は、観光顧問委員会にて、2つのオプションにて、外国人旅行者の受け入れを提案。
その1つが、全ての外国人旅行客を対象に入国を受け入れるが、到着後14日間の検疫期間を課すという案。
もう一つが、限定の国向けに(ここでの提案はドイツからの観光客)入国を受け入れ、到着後にPCRテストを受けた後、ベントタ、ヤーラ、パーシクダなどの指定区域のみを厳しい制限下で旅行するという案。

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上記までが、現在までの空港再開に関する報道や発表です。

最後の政府観光局会長の質疑応答に、再開は1,2か月後の見通しと述べていますが、それ以外は時期についての明言はありません。
最優先事項である海外在住のスリランカ人の送還の目途がつくまでと、世界における新型コロナウイルスの感染状況も再開時期の決定に大きな影響を与えるものとみています。

また最新の情報が出たら追記していく予定です。
2020年10/5追記
10/4にアパレル工場に勤務する女性の陽性が判明しました。さらにその娘も陽性と判明しました。
国内での陽性者は約2か月ぶりの報告です(連日の陽性者は海外からの帰国者で、そのまま隔離検疫施設へ輸送されているため、国内の感染者は出ていませんでした)

これを受けて、接触者に該当する約500名が自宅検疫下に置かれたほか、女性の勤務先のある県ならびに居住県に外出禁止令が発令されました。
また、スリランカ全土の学校も再び休校となっています。

2020年11/18追記
10/5に追記したアパレル工場で見つかった陽性者は、その後の検査で多くの感染が見つかり、さらにはある魚市場ででも集団感染が発覚しました。それに伴い集団感染の地域のみを隔離地域として移動を制限するなどしましたが、感染増加が顕著なため感染者の多い西部州に外出禁止令が発令されるなどしました。
11/18現在は25の警察管轄区のみが隔離地域として対象管轄区内は外出禁止、さらにはその地区への出入りが厳しく制限されるなどしています。

スリランカ国内のパンデミックにより、一時中断していた海外で足止めされているスリランカ人の本国送還プログラムは、今週から再開されることになりました。特に中東に取り残された人々を重点的に送還する予定となっています。

2020年12/2追記
昨日12/1のニュース記事に「保健省のCOVID-19委員会はスリランカの観光事業と協力して、観光事業を徐々に再開するための包括的なガイドラインを準備している」との記事が掲載されました。(掲載記事→New guidelines in the offing to welcome tourists from 1 Jan)
掲載内容について、新記事として投稿していますので、興味のある方は下記の投稿記事をご参照ください。

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