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スリランカの今をけん引するアーチストが集結したブティックホテル

これまで、建築家ジェフリーバワ(Geoffrey Bawa)をはじめ、建築家であり多才な芸術家でもあるラキセナナヤケ(Laki Senanayake)、バティックアーティストのエナデシルバ(Ena de Silva)など、スリランカを代表する建築家やアーティストを紹介してきました。
しかし、上記で紹介した方々は残念ながらすでに鬼籍に入っています。
一方で、現在活躍する建築家やアーティストが手がけた素敵なホテルも、スリランカには数多く存在します。
今回紹介するクム ビーチ(Kumu Beach)も、そのひとつです。
↑上記写真はホテル公式ページより転載
スリランカの西海岸沿いにある、マドゥ川のボートクルーズで有名な観光地バラピティヤ(Balapitiya)に2017年8月にオープンしたクムビーチ(KUMU Beach)は、全10室のブティックホテルです。インド洋に面した小高い丘にあり、プールや部屋からインド洋を眺めることが出来ます。プライベートビーチに降りる専用階段があり、砂浜を散歩も楽しめます。
上記の正面から撮ったホテルの写真や、下記の上空から撮った写真からわかるように、このホテルは、建物がシンメトリー(左右対称)な配置になっています。

↑上記写真はホテル公式ページより転載
このホテルの設計を手掛けたのは、フィリップ ウィーララトネ(Philip Weeraratne)
スリランカを代表する建築家の一人で、日本の建築家の坂茂氏と安藤忠雄氏ともスリランカで仕事をした経験を持ちます。
フィリップ氏が立ち上げたPWAは、建築家とインテリアデザイナーからなるデザイン集団で、商業ビル、ブティックホテル、個人住宅など、幅広いプロジェクトを手がけています。

コロンボ(Colombo)とゴール(Galle)を結ぶ主要な幹線道路であるゴールロードから海側のわき道に数十メートル入ったところにこのホテルはあります。白塗りの建物からは中をうかがい知ることはできません。
しかし、ゲートをくぐるとブロンズの地球儀越しに芝生の緑と青く広がるインド洋が目に飛びこみ、一気にリゾート地に引きこまれます。
左右対称の空間配置に位置されたブロンズの球体以外にも、ホテルは室内外に多くのブロンズのオブジェが配置されています。
これらのブロンズ像を手掛けたのは、1987年生まれの若手アーチストのサンジャイ ギーキヤナゲ(Sanjay Geekiyanage)。 
球体のブロンズを挟むように配置された平屋のラウンジ。屋根や平屋がスリランカの伝統家屋を彷彿させるこのラウンジは、四面全てが開くようになっており、風が通り抜けるとても気持ちの良い空間になっています。
左右対称に配置されたこのラウンジ。家具やファブリックも一見同じように見えて、上下の写真を見比べると異なることが分かります。
そして、同じ色合いのクッションは様々なデザインであることが分かります。
クッションなどのファブリックを手掛けたのは、バティックアーチストの Sonali Dharmawardena (ソナリ ダルマワルダナ)。2011年に自身のバティックブランド(Sonali)を立ち上げて以来、スリランカで毎年行われるコロンボファッションウィークの常連のデザイナーでもあります。
2015年に開催された『ミスイングランドコンテスト』では、準決勝に進出した15名の衣装を担当しました。 
↑上記写真は🔗Daily FT(2015年9/9掲載記事)より転載
↑上記2枚の写真はホテル公式ページより転載
そして、これらアーチストの作品も含めてホテルのインテリアを手掛けたのは、インテリアデザイナーのアニカ フェルナンド(Annika Fernando)です。彼女はコロンボにあるファッションコンセプトストア[PR]のオーナー兼キュレーターであり、自身もMAUSというファッションブランドのデザイナーでもあります。
ちなみに彼女の父親は、スリランカを代表するデザインショップParadise Roadやホテルを手掛けているシャンス フェルナンド(Shanth Fernando)氏です。
↑「KUMU Bed Room」上記2枚の写真はホテル公式ページより転載
↑「Ocean View Bed Room」
↑「Ocean View Suite Room」上記3枚の写真はホテル公式ページより転載
スリランカの現代建築やアートシーンやファッションの最前線で活躍している面々が手掛けたこのホテルですが、奇をてらったものはなく、とてもリラックスできる居心地のよいホテルです。
また、このホテルはサービスと食事、ホスピタリティに定評のあるティアドロップス(Teardrops)が運営しており、ティアドロップス恒例の、紅茶と茶菓子が提供されるイブニングティーサービス(15-16時)やお酒が提供されるソーシャルアワーサービス(17-18時)※ポヤデーなど国でアルコールの提供が禁止された日は休止)もありますので、チェックイン開始時刻(14時)からのチェックインをお勧めします。
プライベートビーチは、ビーチシーズン(11月から4月初旬頃)は泳ぐこともできますが、地形により波が粗くなりやすいと場所もあるとのことで、遊泳の際はホテルの方にアドバイスを必ず求めてください。

📚旅の計画に役立つガイドブック

🔗るるぶスリランカ
🔗スリランカ 旅行ガイド




























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