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10/6は、日本の外務省と独立行政法人国際協力機構(JICA)が1987年に制定した『国際協力の日』となっています。
1954年の10/6に日本が初めて国際協力の援助国として、アジアや太平洋地域の国々の経済や社会の発展を支援する国際組織「Colombo Plan(コロンボプラン)」に加盟した日に因んでいます。
日本はコロンボプラン加盟から政府ベースの技術協力を始め、これが日本における政府開発援助(ODA)の開始とも言われています。
JICAはスリランカにも事務所があり、運輸インフラの整備や農漁村振興、防災分野などに多く携わっているほか、1981年に青年海外協力隊の派遣が開始されて以来、延べ1,151名(2022年8月まで)の隊員が活動してきました。
スリランカで実施中の(または実施した)代表的なプロジェクトの概要は次の通りです。
『実施中プロジェクト一覧』(←クリックすると該当ページにリンクします)
ところで「コロンボプラン」と聞いてピンと来た方もいるかと思いますが、「コロンボプラン」の事務局はスリランカのコロンボにあります。
「コロンボプラン」の正式名称は『アジア及び太平洋の共同的経済社会開発のためのコロンボ・プラン(The Colombo Plan for Cooperative Economic and Social Development in Asia and the Pacific)』で、第2次世界大戦後最も早くに組織された開発途上国援助のための国際機関です。
1950年1月にスリランカ(当時の国名は"セイロン")のコロンボで開催された「イギリス連邦外相会議」により設立が決定され、翌1951年7月から南アジアと東南アジアの人々の経済・社会的発展のための協力事業として発足されました。
当初イギリス連邦諸国の加盟国7カ国(オーストラリア、カナダ、インド、ニュージーランド、パキスタン、南アフリカ、スリランカ(当時の国名はセイロン))でスタートしたこの組織は、現在では非英連邦諸国を含む27カ国からなる政府間組織となっています。
コロンボプランによる途上国への援助は、当初は物理的な資本や技術の移転と同時に、技能開発の要素も強く含んでいたため、空港、道路、鉄道、ダム、病院、肥料工場、セメント工場、大学、製鉄所などのインフラがコロンボプランの援助によって加盟国に建設されると同時に、それらのインフラと経済成長を管理する多くの人材が育成されました。
人材育成と協力の概念を堅持しつつ、加盟国のニーズを考慮しながら変化し続けているこのコロンボプランは、現在はスキルの提供と経験の共有に重点が置かれています。
📝(参考)『コロンボプランの沿革』(←クリックすると該当ページにリンクします)
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