世界遺産・ゴール旧市街(ゴールフォート)とは
ポルトガル・オランダ・イギリス統治が築いた要塞都市
スリランカ南部にある港町のゴールには、1988年に世界遺産に認定された要塞とその城壁内に形成された歴史地区が残っています(登録名『🔗ゴール旧市街とその要塞群(Old Town of Galle and its Fortifications)』)。ゴール旧市街の歴史的建造物マップ(38〜60)
この記事では、下記の38~60の建造物や観光名所をご紹介します。38. オールセインツカレッジ (All Saints' College)
旧称)ボーイズスクール (Boys' School)

39. メゾジスト教会 (Methodist Church)-1819年(建立)
その後、彼らの布教活動によって、スリランカ各地に多くのメソジスト教会や学校が設立され、教育や福祉の発展にも大きく貢献しました。
40. サウスランズカレッジ (Southlands College)
旧称)ウェスリアン・ガールズ・スクール(Wesleyan Girls School)
現在では、スリランカ南部を代表する名門女子校の一つとして知られています。
41. YMBA (Young Men's Buddhist Association)
42. スリランカテレコムオフィス (Telecommunication Maintenance Office)
スリランカの通信の歴史は古く、1858年にコロンボとゴールの間に国内初の電信回線が開通しました。当時、英国統治下のセイロンでは電信網の整備が進められ、ゴールは港湾都市として重要な通信拠点の一つとなり、電信から電話、そして現代の通信サービスへと発展する中で、この施設も通信関連の役割を担ってきました。
43. マーチャントホテル (The Merchant Galle Fort Hotel)
旧)オランダ統治時代の墓地/イギリス統治時代の市営市場(Dutch Cemetery and British Municipal Market)
ホテル入口は、石畳が残る開放的なカフェ&レストランエリアになっています。このエリアを左手に進むと、かつてこの場所が墓地であったことを伝える墓石を見ることができます。
44. アル・バハジャトゥル・イブラヒーミーヤ・アラビックカレッジ(Al Bahjathul Ibraheemiyyah Arabic College)-1892年
当時、ゴールのムスリムコミュニティでは、ザウィヤと呼ばれる小規模な宗教教育施設が重要な役割を担っており、BIAカレッジもその伝統を受け継ぐ形で発展しました。
1928年に現在のChurch Street沿いの校舎へ移転しています。
この建物は長い歴史の中で、学校(初期のMahinda College)や英国統治時代のBritish Messenger Companyの事務所など、さまざまな用途で利用されてきました。
46. 交通局 (Department of Motor Traffic )
旧)Edward Coat Company Building
47. KKブティック (KK Boutique)
旧)Chas P. Hayley Company Building
かつて貿易会社の拠点だった建物は、現在ではKK Collectionが運営するKK Boutiqueとして生まれ変わり、スリランカらしい雑貨や衣類、ライフスタイルアイテムを扱うショップになっています。
48. ゴールフォートホテル (Galle Fort hotel)
その後、イギリス統治時代には宝石商の邸宅として改装され、ゴールの商業発展を支える建物の一つとなりました。
49. ヘリテージゴールフォートホテル (The Heritage Galle Fort)
旧)オランダ統治時代の教会墓地(The Grand Church Cemetery Site)
現在は、その歴史的な場所に建てられた全15室のブティックホテル「The Heritage Galle Fort」として生まれ変わり、ゴール・フォートの歴史的景観に調和した宿泊施設となっています。
50. YWCA (Young Women's Christian Association)
旧)イギリス領時代:オリエンタル銀行(Oriental Bank Corporation)
19世紀のゴールは、ヨーロッパとアジアを結ぶ重要な港湾都市として発展し、フォート内には銀行や商社など多くの英国系商業施設が建てられました。
51. コマーシャル銀行 (Commercial Bank of Ceylon)
旧)イギリス領時代:Old Mansion Hotel/Chartered Mercantile Bank/Young Women's Christian Association(YWCA)
その後、英国系銀行であるChartered Mercantile Bank of India, London and Chinaのゴール支店として使用され、さらにYoung Women's Christian Association(YWCA)の施設としても利用された歴史があります。
52.アングリカン教会/オールセインツ教会(Anglican Church / All Saints’ Church)-1871年
53. クイーンズハウス (Queen's House)
旧) オランダ統治時代の司令官邸/イギリス統治時代の知事公邸(Dutch Galle Commander's Residence and British Governor's Residence)
オランダ統治時代にはゴール司令官(Commander)の公邸として使用され、ゴール・フォートにおける行政の中心的な役割を担いました。
54. 給油所 (Fuel Station)
55. 郵便局 (Post Office Buildig)※修復工事中
旧) オランダ統治時代の行政官宿舎・VOC関連施設/イギリス統治時代の軍需品保管施設・電信局(Dutch Administrator's Quarters and British Commissariat Stores and Telegraph Office)
イギリス統治時代には軍需品保管施設(Commissariat Stores)や電信局(Telegraph Office)として使用され、その後ゴール郵便局として利用されるようになりました。
56.図書館 (Galle Library)
旧) 英国統治時代の給与支払所(British Pay House)-1832年
ゴール図書館は、スリランカで最も古い公立図書館の一つとして知られています。
また、フェルセンに拠点を置くSOS Velsen財団は、1988年には図書館屋根の修復、2006年には館内の改修や書棚の整備を支援するなど、ゴール図書館の保存と発展に大きく貢献してきました。
57.オランダ改革派教会 (Dutch Reformed Church)-1755年
この場所の教会の歴史はさらに古く、1640年にオランダがゴールを占領した後、現在の時計塔付近に最初の改革派教会が建てられました。現在の建物は、その後に建設された教会を受け継ぐ歴史的建築物です。
58.オランダ鐘楼 (Dutch Belfry)-1701年
オランダ統治時代のゴール・フォートでは、教会の礼拝時間を知らせるだけでなく、町の人々へ時刻や重要な出来事を伝える役割も担っていました。
59. アマンガッラホテル (Amangalla Hotel)
旧) ニュー・オリエンタル・ホテル(N.O.H./New Oriental Hotel)-1860年代
英国統治時代になると、ゴール港を訪れるヨーロッパ人旅行者や船客向けの宿泊施設へと改修され、1860年代には「ニュー・オリエンタル・ホテル(New Oriental Hotel)」として営業を開始しました。
60. ゴール国立博物館 (Galle National Museum)
旧) オランダ統治時代の砲兵隊倉庫(Dutch Artillery Store)-1686年
柱廊(ベランダ)を備えた特徴的な建築様式を持ち、当初はオランダ軍守備隊の砲兵関連施設・倉庫として使用されていました。
建物は修復を経て、1986年3月にゴール国立博物館として開館しました。現在は、ゴール地域の歴史、オランダ統治時代の遺物、伝統工芸品などを展示する文化施設となっています。
まとめ
前編(1〜16)、中編(17〜37)、後編(38〜60)の3記事をあわせて巡れば、ゴールフォートの主要な歴史的建造物をほぼ網羅できます。建物の歴史や用途の変遷を知りながら歩くことで、異国情緒あふれる世界遺産・ゴール旧市街の魅力をより深く味わえるでしょう。


.jpg)
コメント
コメントを投稿