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スリランカ【世界遺産】ゴール旧市街・歴史的建造物巡り(17~37)

スリランカ南部にある港町のゴールには、1988年に世界遺産に認定された要塞とその城壁内に形成された歴史地区が残っています(登録名『🔗ゴール旧市街とその要塞群(Old Town of Galle and its Fortifications)』)。

約52ヘクタールの要塞内に築かれた碁盤の目状の小さな町は、これまでたどってきた歴史を今も色濃く残す、異国情緒漂う町となっています。
別の記事では上記地図の1~16,38~60の建造物や観光名所をご紹介しています↓
この記事では、下記の17~37の建造物や観光名所をご紹介します。

17.モスク (Meeran Mosque)-1902年

ポルトガル領時代にはゴール砦内にはムーア人(イスラム教徒でアラビア語を話す人々の称)はおらず、オランダ領になってからムーア人の砦内の居住や商売が許可されるようになったと言います。

1770年に作成された地図には、このモスクが位置する場所にモスクがあったという証拠があります。しかし1890年の記録では、このモスクはスリランカ土着の瓦屋根を持つ1階建ての建物でした。現在のこの白い色のモスクは1902年に建てられたものです。

18.オールドモスク (Jiffry Thaikkah/Old Mosque)

以前は外観が緑色だったため「グリーンモスク」と呼ばれていました。

19. 英国領時代シービューホテル (British Sea View Hotel)

イギリス統治時代に営業されていたSea View Hotelは、当時人気のあったホテルとして記録されています。
古い写真では2階建ての建物になっていますが、イギリス統治時代の測量図にはその手前に平屋建てのホテルがあったことが描かれています。
2階はコンクリート製のバルコニーがあり、コンクリート製の柵で囲まれています。
建物正面には1887年と刻まれ、1887年に改築されたことを物語っています。

20. フラッグロック要塞/オランダ国旗岩 (The Flagrock Bastion/Dutch Flag Rock)
旧)灯台跡 (Old Lighthouse)-1848年

1733年のオランダ統治時代には、オランダ国旗が掲げられていた場所。
イギリス統治時代の1796年にはイギリス国旗が掲げられていたとの記録があります。
1848年に、イギリス人によりスリランカ最初の灯台がここに建てられましたが、1936年に火災により焼失しています。
↑土台が見て取れます

21. Tea Small Holdings Development Authority (TSHDA) 

TSHDAは1977年に設立された、スリランカ国内の小規模紅茶園のための唯一の法定機関として、生産量の増加や向上、マーケティング活動、小規模紅茶園所有者の福利を目的とする政府機関。

22. 大砲台 (Cannon Mount)

大砲を回転させるために設置された円形のレールが残っています。
↑大砲のイメージ図(Sunday Times「Fortifying Galle Fort-July 12, 2020」より)

23. 地下牢 (The Triton Bastion/Old Dungeon)


24. ランパートホテル (Rampart Hotel)
旧)オランダ領時代:カフィア病院/英国領時代:パビリオンホテル (Dutch Kaffir Hospital and British Pavilion Hotel)

この土地には、17世紀初頭にオランダ人がアフリカから連れてきた奴隷を収容するための病
院があり、オランダ統治時代の地図では、この建物はカフィア病院と記されています。
イギリス統治時代に、このカフィア病院に接続する形でパビリオンホテルが建築されました。2階のバルコニーを囲むセメントの柵や階段は、19世紀末の建築様式を表しています。

25. スダマーレ寺院 (Buddhist Temple Sri Sudharmalaya Maha Viharaya)

ゴールフォート内の人口の大半は近年まで仏教徒(現在はゴールフォート内の人口の半分以上がイスラム教徒)でしたが、ゴールフォート内に仏教寺院は1つしかありません。
この寺院は1889年に教会の跡地に建てられました。
寺院の上部には小さな鐘楼があり、かつて教会として使用されていたことがうかがえます。

26. ロイド信号所基地/ネプチューン要塞 (Lloyd Signal Station Base/ Neptune Bastion)

17世紀にオランダ人が大砲を搭載するためにこの砦を建設しました。現在も大砲の台座が4つ残っています。
港に入る船に湾内の危険な岩場を警告(マスケット銃を発射して警告)するために信号所が建てられました。
イギリス統治時代には、円形状の建物の信号所が建設されました。
旗竿を立てるために露頭に開けられた柱穴が現在も残っています。

27.陸軍施設 (Headquaters Gemunu Batalion)
旧)オランダ領時代:奴隷居住区、英国領時代:判事宿舎、港湾官舎 (Dutch Slaves' Living Quarters and British Harbor Master's/Magistrate's Quarters)

28.  ゴールヘリテージ財団(Galle Heritage Foundation)
旧)オランダ領時代:火薬製造所(Dutch Gun Powder Mill)


29.  火薬庫 (Gun Powder Magazine)

スター要塞の下にあるこの火薬庫は、ゴールフォートにある火薬庫の中で最大のものです。
16世紀にポルトガル人によって建設され、大砲のための火薬や弾薬が貯蔵されていました。
その後、20世紀前半にはイギリス人がダイナマイトを貯蔵するために使用しました。
↑小さな穴は、室内で発生する熱気を逃がす役割を果たしていました。

30.  気象庁 (Meteorological Office)

↑観測機の後方に見えるのは、オランダ領時代に火薬製造所だったところ

31.南部地方エンジニアリング事務所 (Southern Provincial Engineering Office)
旧) オランダ領時代:砲兵連隊施設(Dutch Artillery Regiment Building)

↑入り口側。右後方に見えるのは時計塔
↑城塞内からみた建物
↑傾斜のため、ムーン要塞側から見ると屋根と歩道が同じ高さ

32. 時計塔 (Galle Clock Tower)-1883年

ゴールフォートのシンボルでもある時計塔は1883年に建てられたもので、高さは25.3メートルになります。
この時計塔は、ロンドン大学で医学博士号を取得した最初のセイロン人で英国総督の専属医であり、ゴール市議会のメンバーでもあったPeter Daniel Anthonisz医師(1822-1903)の公共サービスへの感謝と敬意を表して、ゴール市民からの寄付金をもとに建てられました。
時計はロンドンのモリソンズ社のものが使用されています。
時計台のある場所にはオランダ人によって建てられた鐘楼がありましたが、1879年に撤去され時計塔が建てられました。

33.道路開発局 (Road Development Authority)
旧) イギリス領時代:警察官舎(British Police Inspector's Quarters)

↑城塞への入り口脇に建てられた建物。建物は城塞内外にまたがっています。
↑城塞外側にある入り口
↑城塞内側からみた建物

34. テニスコート (Tennis Court)

35.メインゲート/イギリス門 (British Entrance )-1873年

ゴールフォート内外への交通を容易にするために、イギリス統治時代に建設された門です。

36. ピープルズ銀行 (People's Bank )
旧) オランダ領時代:住居 (Dutch Period Residence)

37. セイロン銀行 (Bank of Ceylon)
旧) イギリス領時代:デパート (Ephraums Department Stores-British Period)

【街歩きの際に】

地図の看板を白黒に加工しましたので、是非下記写真をプリントアウトして、建物巡りをしてみてください。

追記)🔗『コロンボから世界遺産ゴールまで 列車移動の落とし穴』

2024年11月追記)📝旅の準備に役立つ人気の旅行ガイドブックに最新版が出ています。

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❶婦人画報 2024年12月号






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