ネッリガラ国際仏教センター(Nelligala International Buddhist Center/通称ネッリガラ寺院)は、2014年に開かれた比較的新しい仏教寺院です。
世界遺産の街キャンディから約16km離れたムルタラーワの山頂に位置し、360度の大パノラマを楽しめる展望スポットとしても人気を集めています。

開院からまだ10年余りですが、平日の夕方や週末には大型観光バスが何台も並び、多くの参拝客や観光客で賑わいます。仏教寺院の参拝にふさわしい白い衣装に身を包んだ参拝客に加えて、白色以外の服装も多く観光で訪れたと思しき姿も多く見られます。
多くの人が訪れる理由は、山頂からの360度の景色と、金色に輝く仏塔や像、そして2020年12月にお披露目となったスマナサマン神像を見るため。
スマナサマン神(Sumana Saman God)は、スリランカ古来の土着信仰に由来する神(山の神)として崇拝されていおり、5世紀に書かれたスリランカの年代記である『マハーワンシャ(マハーワンサ)』によると、後に仏教に取り込まれ、スリランカ仏教の守護神の一柱として崇拝されるようになりました。
手に蓮の花を持ち、白い象を従えている姿で描かれています。サマン神の名称は、サンスクリット語の「サマンタバドラ(Samantabhadra)」に由来するとされ、日本仏教で知られる普賢菩薩(サマンタバドラ)との関連が指摘されています。
サマン神はスリランカの聖山であるスリーパーダ(Sri Pada/Adams Peak)を守護する神だったとされています。この寺院ではそれに準えてスリーパーダーの方角に祀られており、天候条件が合えばサマン像の後方にスリーパーダを見る事ができます。
お勧めの時間は早朝か夕方(人が少ないのは早朝)。日の出または日没に合わせて訪れると、少しずつ明るみ出す(暗くなる)空にサマン神が照らされた姿は、まるで天空から舞い降りたかのような神秘的な雰囲気を漂わせます。

本堂や仏像も早朝と夕刻では異なった趣を見せます。
山頂にあるため、日本ではドラゴンボールのカリン塔として紹介された「📍アンブルワワタワー」やシギリヤロックに似た形の「📍バイブルロック」、世界遺産に登録されている『スリランカの中央高地』のナックルズ山脈やピークウイルダネス山脈が眺望できます。


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