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エナ※デシルバ(Ena de Silva:1922-2015年)はスリランカを代表するバティックアーチストです。※英語の発音ではイナ
1960年代以降、徐々に廃れつつあったバティック(ろうけつ染め)に彼女は新たな命を吹き込み芸術作品にまで高め、スリランカのバティック産業を再生させたとも言われています。
バティック以外にもエナは刺繍や木彫り、真鍮鋳物などスリランカの民芸品や工芸品や伝統技術を復活させることにも尽力しました。
エナ生誕から100周年となる2022年にスリランカではコロンボ各所で展覧会が開催されました。
この展覧会の模様は下記の記事にまとめています。
🔗『エナデシルバ生誕100周年展覧会 (前編)』(2022年10月26日投稿記事)
🔗『エナデシルバ生誕100周年展覧会 (後編)』(2022年10月30日投稿記事)
そんなエナの展示会が、今年初冬に日本でも開催されることが告知されました。バティック作品約10点の展示販売のほか、、日本にいながら実際に目で見て購入するできるが出来る貴重な機会となります。また、スリランカのお土産でも人気のBarefootのテキスタイルやホームウェアのポップアップセールも開催されるということで、日本に居ながらにしてこれらの作品(商品)を直に見て購入できる貴重な機会かと思います。
【展示会概要】
展示会名:エナ・デ・シルバ展 | Ena de Silva: Crafting Sri Lankan Heritage
会期:2024年11月19日(火)〜11月24日(日)
会場住所: 東京都新宿区大京町12-9 2F
開館時間:11:00〜19:00 ※最終日のみ17:00まで
入場料:500円
展示会公式ページ:http://srilankanart.jp/
照明を覆うように使われているので、バティックの濃淡がとても美しく見えます。まるでステンドグラスのようにも見えます。エレベーターには鏡が設置されており、鏡越しに見るとより一層幻想的に見えます。
バワホテルの一番人気、ヘリタンスカンダラマ(Heritance Kandalama)の5階にあるカンチャナラウンジ(Kanchana Lounge)には、中央で切断したサンバーストのパネルの真ん中に、ゾウをモチーフにしたバティックが配置され、とてもユニークなアートワークとなっています。
日本での展示会では、「サンバースト(SUNBURST)」がメイン作品として、新たに製作ならびに展示されると聞いています。
エナのこの作品、多くの方が目にするのは、ジェフリー・バワの自邸のナンバーイレブン(No.11)かもしれません。
しかし、この作品が展示されているのはここだけではありません。
カルタラにあるアナンタラカルタラリゾート(Anantara Kalutara Resort)は、バワが設計に携わっているホテルの一つで、館内には「BAWA Room」と名前の付いたバワ関連の資料の展示兼ワークスペースがあります。この部屋にもサンバーストが飾られています。ナンバーイレブンが長方形で飾られているのに対してこちらは正方形なので、印象が異なって見えます。
このホテルには、エレベーターの天井にもサンバーストの作品が使われています。バワホテルの一番人気、ヘリタンスカンダラマ(Heritance Kandalama)の5階にあるカンチャナラウンジ(Kanchana Lounge)には、中央で切断したサンバーストのパネルの真ん中に、ゾウをモチーフにしたバティックが配置され、とてもユニークなアートワークとなっています。
(↑上記画像は、Heritance Hotel公式ブログより転載)
エナのバティック天井のレセプションで有名な、シナモンベントタビーチ(Cinnamon Bentota Beach)は、バワが設計を手掛けて1967年にオープンしたホテルですが、愛弟子のチャンナデスワッテによりバワの初期設計を忠実に再現し2020年に全館リニューアルオープンしました。
【参考】シナモンベントタビーチのLuxury Suite-Geoffrey Bawa Suite。上記画像は[Cinnamon Bentota Beach]より転載【参考】シナモンベントタビーチのレセプション。上記画像は[Cinnamon Bentota Beach]より転載
2020年のリニューアルオープン後、Luxury Suite-Geoffrey Bawa Suiteとバワの名前を冠したスイートルームがあり、ここにもエナのサンバーストが飾られています。2022年のエナ・デ・シルバ生誕100周年記念イベントの一つとして、エナの友人であった建築家のC.アンジャレンドラン(Chelvadurai Anjalendran)の私邸にて、アンジャレンドラン氏自ら私邸を案内しながらエナやアルウィハーレ・ヘリテージ・センターの作品やコレクションを紹介するプログラムがありました。その際に、丸テーブルにテーブルクロスとして掛けられていたのが、サンバーストのバティックでした。
C.アンジャレンドラン(Chelvadurai Anjalendran)の私邸にて、行われたエナデシルバのプログラムの内容は🔗『エナデシルバ生誕100周年展覧会 (後編)』に書きました。
コロンボにある大統領官邸(Presidential secretariat)にも、サンバーストが飾られているようです。黒いフレームに入れることで、また印象が異なって見えます。
(上記写真はパキスタンのニュースを発信しているDawn.comのFBページより転載)
1970年に日本の大阪で開催された『日本万国博覧会(大阪万博)』では、「セイロン※館」(※スリランカの旧国名)は、バワの所属していたE.R.& B.建築事務所が設計を請け負いました。このセイロン館にはエナの手掛けたバティックが飾られたといいます。
2022年2月1日~4月3日の会期でコロンボのThe Stablesで開催されたジェフリー・バワ展覧会『It is Essential to be There』では、大阪万博のセイロン館の一部が再現されていました(写真下)。
📝バワの展覧会の様子については⇒『🔗バワの原点を知る手紙から幻のホテルまで...ジェフリーバワ展覧会『It is Essential to be There』』に書きました。
かかっているタペストリーとテーブルにはエナデザインのバティックが使われています。一見サンバーストに見えますが、よく見てみるとサンバーストの模様とは中央部が異なります。
このテーブルは、バワとエナの共同デザインによるもので、ファイバーグラス製のテーブルの天板をバティックで覆いレジンで固められています。このエナのバティックレジンで固めたバティックテーブルは、コロンボのバワの自邸No.11でも見られます。
同じ作品でも、飾り方で様々な表情を見せることが分かります。日本のエナ・デ・シルバ展ではどのように展示されるのか、とても楽しみです。
この展示会の開催のクラウドファンディングもスタートしています。集まった資金は、会場費、設営及び備品購入費、広報費用、ゲスト2名の招聘費用、企画運営に係る人件費や移動費、リターン商品にかかる費用に使用されるとのことです。
クラウドファンディング詳細ページ⇒🔗https://readyfor.jp/projects/srilankanart因みにスリランカでは、現在7/11~7/26の会期でBarefoot Galleryにてエナの息子アニル(Anil Gamini Jayasuriya)の展覧会を開催しています。
スリランカを代表する建築家ジェフリーバワの手掛けたベントタビーチホテル(現シナモンベントタビーチ)は、エナの手掛けたバティック天井のレセプションがホテルのアイコンにもなっていますが、このバティックは、エナの息子アニルが描いた絵がベースになっています。
【そのほかのエナ関連記事】
🔗『70km動いた家 (エナハウス / No.5)』(2021年6月7日投稿)📚建築家ジェフリーバワはエナの家の設計を手掛けました。また、バワホテルには多くのエナの作品が使用されています。
🔗Amazon:ジェフリーバワ
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