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2025年5/10追記) 5/9に日本テレビ系列で放送された『沸騰ワード10』でもヘリタンスカンダラマが紹介されました。
----------------------2024年12/8追記)2024年12/7放送の日テレ『アナザースカイ』では、NEWSのメンバーで作家の加藤シゲアキさんの回でスリランカが紹介され、ヘリタンスカンダラマも紹介されました。

↑加藤シゲアキさん初のエッセイ集『できることならスティードで』。スリランカ旅の話も盛り込まれています。
ヘリタンスカンダラマ(Heritance Kandalama)は、スリランカを代表する建築家ジェフリーバワ(Geoffrey Bawa)が手がけたホテルです。彼が設計したスリランカのホテルの中で、唯一の内陸部に位置するホテルでもあります。
「自然に回帰するホテル」「自然と一体化したホテル」と称されるように、緑に覆われた外観や、目の前のカンダラマ湖とつながっているように見えるインフィニティプールなど、強いテーマ性を持つ建築が特徴です。雑誌で特集が組まれることも多く、フォトジェニックなホテルとしても知られています。
そのため、「カンダラマホテルに泊まること」を目的にスリランカを訪れる方も少なくありません。日本の雑誌でもたびたび紹介され、建築家や著名人が「おすすめのホテル」「泊まりたいホテル」として名前を挙げることもあります。
↑月刊の建築雑誌のa+u(エー・アンド・ユー)では、2011年6月号ですでにバワを特集していました。
📚建築家・八木惣一郎さんが感動したホテル、憧れの宿ベスト3(Modern Living-2024年10月30日)
📚建築家・彦根明さんが感動したホテル、憧れの宿ベスト3(Modern Living-2024年8月20日)
📚建築家・中村拓志さんが感銘した宿、憧れのホテルベスト3(Modern Living-2023年7月6日)
📚宿泊して体感!ジェフリー・バワの名作「ヘリタンス カンダラマ」の魅力(Modern Living-2024年4月23日)
そんなヘリタンスカンダラマのルームカテゴリについては、以前の投稿で紹介しました↓
🔗『ヘリタンスカンダラマ徹底解説(ルームカテゴリ編)』(2018年12月6日投稿)
追記)🔗『ヘリタンスカンダラマ(動物観察編)』(2025年2月2日投稿)
追記)🔗『ヘリタンスカンダラマに連泊する?しない?』(2025年7月7日投稿)
以前の投稿では、ルームカテゴリーについてご紹介しました。その中で「滞在時間が限られているなら、室内にとどまるよりも館内外の探索をおすすめします」と書きました。
このホテルは高低差のある土地に建てられており、全長は約900m。左右に長く伸びる構造が特徴です。場所や階層によってまったく異なる景色が楽しめるのも大きな魅力です。
今回は、館内外の見どころやおすすめポイントをご紹介します。
❶レセプション
宿泊者が必ず訪れるレセプション。背後のタイル装飾と、重厚で長いカウンターが印象的です。
タイルの四角い模様をよく見ると、中央に4羽の孔雀が描かれています。さらに、左右で濃淡が異なるグラデーションになっており、夜明けから夕暮れまでの時間の流れを表現しているそうです。
レセプションカウンターは、もともと柱として使われていたもの。横から見ると、その名残がよくわかります。
❷フクロウとバワのデスク&チェア
カンダラマの象徴ともいえるのが、ラキ セナナヤケ(Laki Senanayake)によるフクロウのオブジェです。多くの媒体で、このアングルの写真が使用されています。
この彫像は両面に顔があり、見る角度によって飛び立つ姿にも、降下する姿にも見えるユニークな作品です。
階段の踊り場に置かれている机と椅子は、バワが実際に使用していた私物といわれています。

また、ダンブッラウィングへと渡る外廊下も必見です。
椅子が机に対して斜めに置かれているのにお気づきでしょうか。
バワは椅子を引かずに座ったり立ち上がったりできるよう、あえて斜めに配置することが多かったそうです。宿泊者も自由に座れるため角度が変わっていることがありますが、ぜひこの角度で体験してみてください。
ここに腰掛けると、湖の先に世界遺産のシーギリヤロック(Sigiriya Rock) と ピドゥランガラロック(Pidurangala Rock)を望むことができます。
❸椅子/チェア
バワは多くの椅子のデザインも手がけています。アンティークチェアのコレクションや、、コーアクリント(Kaare Klint)やミヒャエルトーネット(Michael Thonet)らのデザインからも影響を受け、建築空間に合わせて素材や意匠を変えていったといわれています。
館内にはさまざまな椅子が配置されています。バワの椅子は重量のあるものが多く、配置を変えられることを好まなかったとされています。座ったときに見える景色まで含めて、デザインしていたからでしょう。
代表的なのが、ホテル名を冠したカンダラマチェア。黒塗装のスチール製で、曲線が美しい椅子です。このチェアは、建築家・デザイナーの Russel Hallがデザインした「Ripple Chair」にインスパイアされたとされています。元となった椅子は、バワの週末の別荘ルヌガンガ(Lunuganga)で で見ることができます。
客室のデスクチェアや、メインレストラン「カンチャナ」の椅子は、コロンボの(下記写真)は、コロンボにある📍ウォルベンダール教会(Christian Reformed Church/通称Wolvendaal Church)の椅子から着想を得たものといわれています。
(↑上記写真はホテル公式ページより転載)
❹ダンブッラウィング
ホテルはシギリヤウィングとダンブッラウィングに分かれています。レストランやラウンジはシギリヤウィング側にあるため、ダンブッラウィング宿泊者は移動する機会が多いでしょう。一方で、シギリヤウィング宿泊者はダンブッラ側を訪れないこともあります。
床には動物などの線画が彫られていますが、これは雨天時の滑り止めとして施されたものだそうです。
❺アート
館内にはフクロウの彫像だけでなく、さまざまなオブジェやスリランカの民藝品が展示されています。館内の階段の踊り場や渡り廊下に置かれている木の人形は、エナデシルバ(Ena de Silva)によるものです。エナといえばスリランカを代表するバティックアーチストで、カンチャナラウンジやスイートルームなどにも作品が飾られています。(↑上記写真はヘリタンスホテル公式ブログより転載)バティックにとどまらずエナは、刺繍、木彫り、真鍮鋳物など伝統工芸の復興にも尽力しました。大きな木製の象の彫刻も彼女のデザインで、子どもの引き玩具から着想を得たといわれています。
下記の織物もエナによるデザインで、夕暮れ時のカンダラマ湖と野原が描かれています。
木彫りの人形の上に見えるのは、チャンナダスワッテ(Channa Daswatte)による金属のドールハウスで、不要になった金属片を溶接して制作されたものです。
ホテルのシンボルマークとなっているのは、シンハラ文字 で"力"を表す"ක"。
アメニティや備品にもこのデザインが用いられています。
黒を基調に「ක」が浮き彫りになったソープディッシュや歯ブラシスタンド、マグカップは、館内ショップ(Handicrafts and souvernirsショップ)にて購入可能です。
特にお勧めなのはマグカップ。シンハラ文字が書かれていて"ක"だけフォントが異なっています。製造は、日本の陶磁器メーカー Noritake(ノリタケ)が、スリランカ、インド、モルディブ地域向けに販売している「Goldmark by Noritake」によるもので、品質も安心です。

「ක」のデザインを手がけたのは、設計チームの重要メンバーでもあったスマンガラジャヤティラケ(Sumangala Jayathilake)。バスルームタイルの植物モチーフも彼のデザインです。
(↑上記写真はホテル公式ページより転載)客室のグラスの下に敷いてある紙製のコースターは持ち帰り可能なので、滞在の記念にもおすすめです。📝宿泊できるバワホテル関連の記事
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