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ジェフリーバワ(Geoffrey Bawa/1919-2003)はスリランカを代表する建築家です。
今展覧会の企画を務めるのは、バワの愛弟子の建築家でバワ財団(Geoffrey Bawa Trust)の理事を務めているチャンナダスワッテ(Channa Daswatte)と、インドのバンガロールを拠点にアートインスタレーションを多く発表しているアーチストのアパルナラオ(Aparna Rao)。
バワは建物の設計のみならず、その建物に合う照明や椅子などのデザインも多く手掛けました。
バワの家具や試作品、素材のサンプルに焦点を当てた、バワの実践的家具の展覧会が開催されます。バワがデザインした家具や、デザインの背景を詳しく検証ならびに考察する内容となるようです。
【開催概要】
◆展覧会名:『Design in the Moment』
◆会期:2024年12/13~2025年5月31日
◆会場:The Bawa Space (📍42/1 Horton Place, Colombo07)
◆開場時間:水曜日~日曜日12:00~18:00(※イベント等の開催により一般公開時間が変わることがあります)
◆入場料:無料
今展覧会は、インドを拠点とする家具ブランドPhantom Hands(ファントムハンズ)とのコラボレーション展となります。アパルナはファントムハンズの設立者の一人でもあります。ファントムハンズのジェフリーバワコレクション(バワデザインの家具の再版)は、2025年にから販売開始となるとのことです。
そして展覧会場は、12月に移転を発表したバワ財団のオフィス兼アートスペースのThe Bawa Space。
実はこの建物は、元は1959年後半にAelian Kannangaraという弁護士のためにバワが設計したオフィス兼住居(通称Kannangara House/カンナンガラハウス)で、バワの初期の住宅設計に分類される建物です。
住宅需要が増し土地の区画面積が狭小となり、住居同士が近接して建てなければならなかった都市の住宅事情を踏まえて作られたこの住宅は、土地の区画一杯に専有部分が取られたフレーム設計住宅です。
📝カンナンガラハウスの間取りや建築背景については、2023年5/20,21に開催されたOpen House Colomboのイベントで紹介されています⇒🔗Kannangara House fact sheet
近年は在スリランカブラジル領事館としても使用されていたため、当初の設計と変わっている部分もあるかと思いますが、バワの住宅設計も見られる貴重な機会です。
会期は2025年5月末まで。年末年始、春休み、ゴールデンウィークなど旅行の行きやすい時期にも重なっていますので、是非スリランカ旅行の際は展覧会にも足を運んでみてください。
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