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スリランカから、ユニークなお酒「バナナワイン」が登場しました。
その名も『Golden Trail』。
スリランカの土産物店などでは、「ミルクワイン」や「パッションフルーツワイン」といった果実名の付いた飲料を見かけることがあります。ただし日本と同様に、スリランカでも酒類の販売には免許が必要であり、酒店以外で販売されている“ワイン”と名の付く飲料の多くは、アルコール度数が酒類基準に満たないノンアルコール飲料です。そのため、これらの商品にはアルコール度数の表示がない場合もあります。
今回紹介する『Golden Trail』は、酒類販売店で取り扱われている正真正銘のアルコール飲料で、アルコール度数は10.5%。しっかりとアルコール度数を持つユニークなローカルワインです。
最近では、目黒連さんが出演する『キリン午後の紅茶』のCMに出てきますので、見覚えのある方もいるかもしれません。↑↑キリン 午後の紅茶 「紅茶鉄道に乗って」篇 60秒(20秒のところに映るのがナインアーチブリッジです)

味わいはバナナ由来と思われる独特の酸味と果実感が特徴で、冷やして飲むことで印象が大きく変わり、爽やかで飲みやすい仕上がりになります。
一方で、常温ではややクセの強い香りや酸味が際立つため、好みが分かれる一本といえるでしょう。何より感じるのが酸味。そして飲むごとに、小さいときよく遊んだポリバルーンを彷彿させます(笑)。
あまりに気になったので、ポリバルーン(ビニールポリバルーン)の成分を調べてみると「酢酸ビニール樹脂を有機溶媒(主に酢酸エチル・局方エタノールを使用)で溶かしたもの」とありました。酢酸エチルと聞いてピンときました。酢酸エチルは天然の果実油の中にも広く含まれる果実臭成分の一つ。その代表的果物がバナナ。まさにこの酸味はバナナ由来のものなのでしょう。
ただ、酢酸エチルといえば、ワインにおいてはまさに欠陥臭(オフフレーバー)。品質不良とまでされてしまいます。正直、グラスに注いだ量を全部飲み干すことはできませんでした。
いわゆる一般的なワインとは異なり、「ワインビネガーに近い個性的な果実酒」として楽しむのが適しており、味そのものを評価するよりも“体験型のお土産”として価値がある商品です。
ナインアーチブリッジが描かれたパッケージデザインも魅力で、スリランカ旅行の記念品や話題性のあるお土産としては非常に優秀です。
結論として、「本格ワインとして楽しむ」というよりも、「スリランカならではのユニークな味と文化体験を楽しむ飲み物」として購入するのがおすすめです。
余談【修道女がつくるワイン】
スリランカではブドウはあまりメジャーな果物ではなく、国産のブドウは他の国産の果物に比べて割高です。スリランカのブドウの主な生産地は北部のジャフナ(Jaffna)です。
ジャフナを含む北部地域の一部にしか流通していない、有名なワインがあります。その名は『Rosetto Wine』。
前述の通り、このワインのパッケージにはアルコール度数は記載されておらず、販売されているのも酒店ではないため、ワインといえど酒類ではありません。味はシナモンやクローブのスパイスが聞いていて、ハーバル飲料といった感じです。
興味深いのはこのワインが作られている場所。なんと修道院なのです。ジャフナ近郊のアクチュウェリ(Achchuveli)とう場所にあるこの修道院の修道女達によってこの飲料が作られています。
このワインはジャフナ市内のRosarian Shopや、マンナール(Mannar)にあるHandloom And Handicrafts Centreなど、北部の限られた場所でしか見かけませんので、是非見かけたら手に取ってみてください。
このワインはジャフナ市内のRosarian Shopや、マンナール(Mannar)にあるHandloom And Handicrafts Centreなど、北部の限られた場所でしか見かけませんので、是非見かけたら手に取ってみてください。
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『スリランカのお酒事情』(2019年10月19日投稿)
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