フラミンゴが見られる場所といえば、ケニアのナクル湖やボリビアのラグナ・コロラダが有名であり、日本の旅行会社でもフラミンゴ鑑賞のツアーが販売されています。
スリランカで野生のフラミンゴは見られる?
スリランカで見られるのはオオフラミンゴ
実はスリランカでも特定の期間フラミンゴを見ることができます。そしてスリランカは、日本から比較的アクセスしやすく、野生のフラミンゴを観察できる国の一つです。オオフラミンゴはネパールやバングラデシュでも観察されています。しかし、日本から直行便でアクセスできるスリランカは、移動時間という点では最も訪れやすい国の一つといえるでしょう。
観察できる時期は11月~3月頃
飛来数や飛来時期はその年の気候条件によって変動しますが、見られる時期はだいたい11月から3月にかけてとなります。スリランカでフラミンゴを見るならマンナールがおすすめ
マンナールはスリランカ最大の飛来地
主な観察スポットは、新マナー橋(New Mannar Bridge)周辺や国道14号線(A14)、バンカライ(Vankarai)、国道A14とA32、Thiruketheeswaram Roadに囲まれた三角州(中州)などです。

フラミンゴ観察は早朝がおすすめ
フラミンゴは警戒心が強く、日が高くなるにつれて沖合へ移動するため、日中になると1km以上離れた場所にいることも珍しくありません。そのため、双眼鏡や望遠レンズがなければ観察が難しくなります。
ブンダラ国立公園からフラミンゴが減った理由
灌漑事業による環境変化
フラミンゴの飛来地として知られていたブンダラ国立公園でも、以前は毎年1,500~2,000羽が観察されていました。しかし、2012年にはわずか4~5羽しか確認されませんでした(※数値はCeylon Bird Clubによるもの )
減少の要因の一つとして考えられているのが、ルヌガンウェヘラ灌漑プロジェクトによる環境の変化です。
この事業により淡水が汽水域へ流れ込んだことで塩分濃度が低下し、オオフラミンゴの餌となる昆虫の幼虫が生息しにくくなったことが、飛来数減少の一因と考えられています。
マッタラ・ラージャパクサ国際空港の影響
もう一つの要因として、ブンダラ国立公園近くに建設されたマッタラ・ラージャパクサ国際空港の影響も指摘されています。
同空港は2010年3月に着工し、2013年3月に開港しました。現在は定期便の運航が限定的ですが、空港の建設や航空機の運航が始まったことにより、ブンダラへのフラミンゴの飛来に影響を与えた可能性があると考えられています。
スリランカでフラミンゴは再び増えるのか
今後、スリランカに再び数千羽規模のフラミンゴが飛来するようになるかどうかは、自然環境と開発とのバランスをどのように取っていくかに大きく左右されることでしょう。
毎年数千羽ものフラミンゴが飛来していた景色が続いていくことを期待したいものです。
日本のODAで建設された新マナー橋現在、マナー半島とスリランカ本島に架かる橋ならびにその前後の道路は、日本のODA事業(政府開発援助)の無償資金協力によって2007年プロジェクト開始、2010年3月に開通したものです(プロジェクト名;新マナー橋建設及び連絡道路整備計画)。 これ以前は、1930年に建設された橋梁が同島と本島を結ぶ唯一の交通手段となっていましたが、橋梁、連絡道路ともに老朽化などによる損壊や劣化が激しく、落橋の危険性が指摘されていたとのことです。 新マナー橋の開通により、安全に人や車が往来できるようになりました。 |

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