飲食における課税等について(2018年8月6日投稿記事)

スリランカをご旅行された方から「レストランでの食事が意外と高かった」という感想を多く耳にします。 

スリランカのレストランは大まかに分けて3つ。
地元の方が日常的に利用する食堂(Hotelと看板を掲げていることがありますが宿泊施設ではありません)やローカルレストラン、日本でもおなじみマクドナルドなどのファストフード店、ガイドブックにも載っているような、外国人観光客も多く利用する中~高級レストラン
特に中、高級レストランの価格帯は、日本で同様のレストラン利用の場合とほぼ同額か8割ほどの値段と考えて良いでしょう。 
単価もやや割高に設定されている場合もありますが、合計額を引き上げているは税など。これらのレストランではサービスチャージ10%,VAT15%(VAT=Value Added Tax=付加価値税と訳されています)の合計25%が加算されます。サービスチャージはチップ代が初めから加算されているようなものです。 VATに関しては高級ホテルのレストランなどはラグジュアリーレートとして18%に設定されているところもあります。
※追記)2019年末より飲食店におけるVATは事実上廃止(0%)になっています2022年6月1日からVATが復活しています)。
レシート
例えば上記のレシート、飲食の小計は2,170ルピー(約1,700円)。これにサービスチャージとVATが加算され合計は2,712ルピー(約2,100円)となります。それらの小計額は542.5ルピー(約400円)。日本の消費税の感覚からすると割高に感じてしまいます。 

コロンボやゴールなど観光客が多く訪れる場所はおしゃれなレストランやカフェが続々オープンしています。
食事は雰囲気とともにさらに楽しめるもの。 お気に入りの店を見つけて、入るのも良いでしょう。 でも残念ながら、外観や内装、雰囲気ばかりが良く、値段が高い割にサービスも悪く、美味しくもない所も結構な数あるのです(こんな時でもしっかりとサービスチャージやVATが加算されているのが苦々しく感じます)。 

フロア面積や座席数のわりにスタッフの数だけが多くガランとしているこれらのレストランよりも、常に地元の人々が入れ替わり立ち代わり入る、活気にあふれたローカル食堂やローカルレストランの方が、味もよく店員も目配りをしている印象があります。そしてリーズナブル。

スリランカ滞在中に是非ローカル食堂やローカルレストランも体験されてみてください。 一般的な食堂ではこのような税金は加算されません。とはいえスリランカはチップ文化。テーブル会計の場合は、是非飲食合計の1割分(10%)のチップをおいておきましょう。

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